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硬岩乃讌

これまで○十年間にわたって収集してきたCD/レコードのレビューを、個人的な感想丸出しでしていきます。勢いだけで作ったブログだけに、その勢いがいつまで続くか…。

Exposed (エクスポーズド)--Vince Neil (ヴィンス・ニール/1993年)

Exposed (エクスポーズド)--Vince Neil (ヴィンス・ニール/1993年)

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1. Look In Her Eyes
2. Sister Of Pain
3. Can't Have Your Cake
4. Fine, Fine Wine
5. The Edge
6. Can't Change Me
7. Set Me Free(Sweet Cover)
8. Living Is A Luxury
9. You're Invited (But Your Friend Can't Come)
10. Gettin' Hard
11. Forever

モトリー・クルーのヴォーカリスト、ヴィンス・ニールがモトリー・クルーをクビになった後、1993年に発表したソロアルバム。

HR/HMにどっぷりはまってからも、個人的にはモトリー・クルーがどうしても好きになれず、じっくりと聞き込んだ覚えがないのです。(「Dr. Feelgood」は傑作と認めますが、それ以外はどうしても好きになれない。音楽性もですが、ヴィンス・ニールのヴォーカルスタイルがどうしても好きになれない。)

そんな私ですが、このソロにはマイケル・モンローとのプロジェクト「エルサレム・スリム」を反故にしてスティーヴ・スティーヴンスが参加するということで聞くことに。

アルバム全体を支配するのがモトリー・クルーの傑作アルバム「Dr. Feelgood」の流れを受け継ぐような勢いのあるロックで、それにスティーヴ・スティーヴンスのメカニカルなギターサウンドが冴え渡るという感じです。特にリードナンバーの「1. Look In Her Eyes」や「9.You're Invited」あたりはそれを強く感じます。

その一方で「3. Can't Have your Cake」や「4. Fine, Fine Wine」あたりは、いわゆるモトリーっぽい曲と言えます。また「Time For Change」 を彷彿とさせる「6. Can't Change Me」や「11.Forever」などのバラードや新境地を開いたと言える「8. Living Is A Luxury」など、ヴィンスとスティーブの良いところがうまく融合したと言える作品かもしれません。

個人的にはマイケル・モンローとスティーヴ・スティーヴンスがジョイントし、素晴らしい作品を作ったエルサレム・スリムに強烈な期待をしていただけに、そのチャンスを奪ってしまったヴィンスとこの作品には複雑な気持ちですが。ここは素直に”Feelgood”と言っておきましょう。








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Pandemonium (パンデモニアム) -- Pretty Maids (プリティ・メイズ/2010年)

Pandemonium (パンデモニアム) -- Pretty Maids (プリティ・メイズ/2010年)

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1. Pandemonium
2. I.N.V.U.
3. Little Drops of Heaven
4. One World One Truth
5. Final Day of Innocence
6. Cielo Drive
7. It Comes At Night
8. Old Enough To Know
9. Beautiful Madness
10. Breathless
11. It Comes At Night


デンマークのベテランバンド、プリティ・メイズの2010年発表の最新作。2006年のWake Up To The Real World 以来、4年ぶりの新作となります。グループロゴも初期のものに戻したようで、原点回帰の意思の表れでしょうか。

ここ数作はファンの間でも残念な作品が多いと言われている彼らですが、本作はかなり力作と言っていいのでは。(というか、Pretty Maidsの作品はどれも無条件で力作になってしまうのが私の悪い癖ですが・・・。)

1. Pandemoniumの展開は、まさにPretty Maidsという展開で、ある意味お約束なんですが、壮大なナンバーに仕上がっています。そしてファーストシングルの 3. Little Drops of Heaven は彼ららしいメロディアスなナンバー、そして疾走する4. One World One Truthと続くように、彼らの魅力が十分に発揮されていると思います。

ここ数作の彼らの作品が残念と思うファンは、やはり初期の頃のパワーメタルを期待しているのでしょうか。それも彼らの魅力ですが、しかしメローなバラード、そしてそれにかぶるロニーのヴォーカル、ポップなナンバーも彼らのまた魅力なのです。(でも楽曲的にがっかりな作品も時にありますが、そこには今回は触れない方向で。)

しかし、デビュー以来25年以上経つわけですか。その間、諸事情により活動休止期間はあったりしますが、変わらず活動を続け、コンスタントに作品を発表し続けてくれる彼ら。愛すべきバンドです。これからも長く活動を続けてくれることを切に願う次第です。





Wave of Heat -- Izzy Stradllin (2010年)

Wave of Heat -- Izzy Stradllin (2010年)

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1. Beat Up
2. Old Tune
3. Rollin Rollin
4. Gone
5. Difference
6. Waiting for My Ride
7. Job
8. Raven
9. Way It Goes
10. Texas

ガンズ・アンド・ローゼズの元ギタリスト(というより、すでに脱退後の方が長い時間が経っていますが)のイジー・ストラドリンの2010年発表の作品。

ガンズ脱退後に「Izzy Stradlin and Ju Ju Hound」名義で作品を発表しましたが、その後ソロ名義になり、10作目の作品にあたります。作品発表の場も2003年以降はインターネット配信に代わり、ここ数年は毎年新作を発表しています。

そしてそこにあるのは、いつも変わらぬイジー・ワールド。なんでこの人はこれだけ変わらずにいられるのでしょうかね。全然悪い意味でなく、ほんとうに素直にかっこいいと思えるし、肩の力が抜けた自然体のかっこよさがあふれる作品です。走る曲があるわけでも壮大な曲があるわけでもなく、ただ自由に自分の書きたい曲を書き、表現したいように表現するイジーの姿が目に浮かぶようです。

もうこれは理屈では語れるものではなく、とにかく聞いてほしい、いや感じてほしいと思います。



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ROCK WILL NEVER DIE (ロック・ウィル・ネバー・ダイ)--Michael Schenker Group (マイケル・シェンカー・グループ/1984年)

ROCK WILL NEVER DIE (ロック・ウィル・ネバー・ダイ)--Michael Schenker Group (マイケル・シェンカー・グループ/1984年)

rock will never die

1.Captain Nemo
2.Rock My Nights Away
3.Are you Ready to Rock
4.Attack of the Mad Axeman
5.Into the Arena
6.Rock Will Never Die
7.Desert Song
8.I'm Gonna Make you Mine
9.Doctor Doctor

マイケル・シェンカー・グループが1984年に発表したライブアルバム。今回紹介するのは、2009年のリマスター盤ではなくオリジナル盤です。リマスター盤は曲数が増えているのでいつか聴いてみたいと思っています。

元レインボーのグラハム・ボネットを迎えて制作した「Assault Attack」はまぎれもない名盤だと思うのですが、残念ながらグラハム、そしてコージー・パウエルとの作品はこれ一作で終わり。彼らが相次いで脱退した後、ゲイリー・バーデンを再び迎えて、1983年に制作された「Built To Destroy」。それに伴い、1983年ロンドンのハマースミス・オデオンで開かれたライブの模様を収めたライブアルバムです。

個人的にはテープ(!)が擦り切れるほど聴いたアルバムですが、特に1~3曲目までの流れは完璧すぎ。曲の完成度はもちろんですが、ライブ感もばっちりで、一気にアルバムに引き込まれます。そしてマイケルの兄である、スコーピオンズのルドルフ・シェンカーと同じくスコーピオンズのクラウス・マイネを迎えてのUFOの名曲、「Doctor Doctor」は背筋がゾクゾクするほどの完成度ですが、残念なのは、やや中だるみがあること。オリジナル盤は曲数が少ないだけに、そのままの勢いで最後まで行ってほしかったかな。Armed And Readyあたりが入っていれば良かったかもしれません。(リマスター盤には入っているようですね。)

歌の下手さ云々を言われるゲイリーですが、個人的にはやはりうまいとは思いませんが、嫌いなシンガーではないし、やはりマイケルとの相性がよいような気がします。(ただ「Dancer」だけはやめてほしかった(笑)。)

Dancer グラハム バージョン
Dancer ゲイリー バージョン

しかし、ノっているときのマイケルはやはりすごい。そう再認識させてくれるアルバムです。






前回のエントリーの最後で、組体操のBGMの話を少し書いたのですが、実は2曲ありまして、もう1曲はこの作品のオープニングナンバーの「Captain Nemo」です。学校のグラウンド中に流れる「Captain Nemo」と「Difficult To Cure」。完全に自己満足ですね(笑)。

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DIFFICULT TO CURE(治療不可)--RAINBOW(レインボー/1981年)

DIFFICULT TO CURE(治療不可)--RAINBOW(レインボー/1981年)

difficult to cure

1.I Surrender
2.Spotlight Kid
3.No Release
4.Magic
5.Vielleicht Das Nachste Mal (Maybe Next Time)
6.Can't Happen Here
7.Freedom Fighter
8.Midtown Tunnel Vision
9.Difficult To Cure

リッチー・ブラックモア率いるレインボーがジョー・リン・ターナーを迎えて発表したレインボーとしての第5作目。1981年発表です。

僕自身はジョーは大好きなヴォーカリストの一人なんですが、その彼を知ることになったアルバムです。彼以前のヴォーカリストがロニー・ジェイムス・ディオとグラハム・ボネットという超人的にヴォーカリストたちだっただけに、ジョーの抜擢には多くの疑問と非難が巻き起こりました。音楽性もロニー時代の様式美からグラハム時代にはかなり大衆性を求めたものに変化してきましたが、それがジョーの加入で顕著になり、ロニーをして「レインボーはフォーリナーになった。」と言わしめたほどでした。

しかし、ロニーの言葉はメタルファンにとっては正論であろうとも、ジョーの加入でグラハム時代に向き始めた方向性が結実したものであると言えるし、なによりフォーリナー自体も優れた音楽性を持つバンドであるわけで、むしろほめ言葉ととらえてもいいのでは、と思います。

なにより、ジョーの魅力はソウルフルなヴォーカルと類い希なポップセンスだと思うのですが、レインボー加入1作目の本作では、彼のヴォーカルはソウルフルというよりもソロの第1作で聴かれる若々しいヴォーカルだと思います。それでも、青筋立ててのシャウトはありませんが、エモーショナルなヴォーカルはやはり本作の大きな魅力となっています。

そして、「I Surrender」や「Magic」などのように、何よりそれまでには考えられなかったようなキャッチーな曲の数々。レインボーの新たな方向性を打ち出した作品であり、その成果が結実したものが「Bent Out of The Shape」となって完結します。

余談ですが、僕が勤務する学校での運動会で組体操を行うのですが、そのBGMの1曲が「Difficult To Cure」。選曲はもちろん僕自身ですが、もちろん子供たちは初めて聴く曲で、目を丸くしていました(笑)。






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VOA--Sammy Hagar (1984年)

VOA--Sammy Hagar (1984年)

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1. I Can't Drive 55   
2. Swept Away
3. Rocks Is In My Blood
4. Two Sides Of Love  
5. Dick In The Dirt
6. VOA   
7. Don't Make Me Wait
8. Burnin' Down The City

Mr. Redことサミー・ヘイガーの1984年、Van Halen加入直前の作品。

別名ヴォイス・オブ・アメリカと呼ばれるだけあり、直球一直線の熱~~いロックがこの作品では展開されています。キャピタル時代は乾いたアメリカンロックを聴かせてくれていたサミーですが、ゲフィンに移籍後はハードドライヴィングなロックに移行し、この作品でもしっかりとそれが踏襲されています。いや、全2作(「Standing Hampton」や「Three Rock Box」)よりもさらにハードさが増しているのは、この作品の前のニール・ショーンとのプロジェクト「HASA」の影響も強いのでしょう。

いずれにしても「There's Only One To Rock」とならんで彼の代表曲とも言える「I Can't Drive 55」や「VOA」で聴かれる、思い切りアメリカを意識させてくれるハードロック、さわやかな「Two Side of Love」「Don't Make Me Wait」など捨て曲無しの作品に仕上がっています。

私自身はサミー・ヘイガー信者なのですが、サミーの作品には捨て曲なるものがよく見かけられるのも事実。それを彼の声とパワーで補っている感があるのですが、この作品に関しては楽曲的にも高レベルと言えます。

アーティストの「諸事情」で中止になってしまった幻の日本公演。私も楽しみにしていましたが、中止でほんとにがっかりしたものでした。しかし、Van Halen加入後の日本ツアーで「I Can't Drive 55」を聴いたときにはほんとに狂喜乱舞したなぁ。まわりのVan Halenファンたちは冷めた目で見てたけど。

しかし、プロモのセンスには時代を感じますね・・・。アルバムジャケットやVOAのプロモでもパラシュートでホワイトハウスに降下なんてことが似合うのはサミー以外には考えられない!!





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PRIDE(プライド)--White Lion(ホワイトライオン/1987年)

PRIDE(プライド)--White Lion(ホワイトライオン/1987年)

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1. Hungry
2. Lonely Nights
3. Don't Give Up
4. Sweet Little Loving
5. Lady of the Valley
6. Wait
7. All You Need Is Rock N Roll
8. Tell Me
9. All Join Our Hands
10. When the Children Cry


アメリカのバンドながらヨーロッパ的な湿り気を含んだサウンドが特徴の「White Lion」が1987年に発表した第2作。一応ジャンル的にはハードロックに分類されるのだろうけど、当時LAメタルブームで出現したバンドとは一線を画した、キャッチ-でメロディアスな曲が満載の名盤です。

このバンドのハイライトはなんといってもギターのヴィト・ブラッタではないでしょうか。当時はエディー・ヴァン・ヘイレンのコピーなどと言われ、実際影響を受けていないかといえば受けているのだろうけど、その頃の、手数が多ければ良しという風潮の中で、叙情たっぷりのプレーはもっと評価されるべき。彼が生み出すフレーズの数々は他の誰とも違う耳のこりの良いものです。(エディーと似ているのはむしろ顔なのではないか(笑))。ソロはもちろん、バッキングでも見事な存在感を示しています。

そんな彼とヴォーカルのマイク・トランプが作り出した曲はメロディーが非常に美しく、この2作目で音楽的にも商業的にもピークを迎えます。彼らが作った全4作のうち、完成度は断然本作が一番上で、実際にチャート的にもアルバムが全米11位、シングルでは「Wait」が全米8位、「When The Children Cry」が3位の大ヒットを記録します。

ただ、その後は本作の呪縛から逃れることができず、失速・消滅していきました。その後、マイク・トランプは「White Lion」の再結成を何度か画策したようですが、ギターのヴィト・ブラッタの不参加、それに伴う名称使用の権利などから「Tramp's White Lion」という名前で活動をしているようです。

ヴォーカルのマイク・トランプはハスキーな声質で「White Lion」のサウンドを作り出す重要な要素の一つになっていますが、いかんせん不安定さは否めず、スタジオならまだしも、ライブでは相当不安定なパフォーマンスになります。またベース、ドラムスも技量的には今一歩で、そういったあたりがこの後の失速の要因にもなっているのかもしれません。ギターのヴィトは「White Lion」解散後は音楽業界から身を引き、音信不通になっていましたが、2007年頃、ニューヨークのラジオ局のインタビューに答え、久しぶりに公の場に姿を現したようです。才能あふれる人物だけに、このまま埋もれてしまわずにまた一線で活躍してほしいものです。

Pure Rock インタビュー

リンクは、懐かしの「Pure Rock」出演時のインタビューです。当時の放送では、このインタビューの後スタジオギグで「Wait」と「Tell Me」を演奏したのですが、両方とも口パクでがっかりしたのを覚えています。この「PRIDE」までは好意的な記事が多かった「BURRN」誌が、これ以降厳しい批評が目立つようになった気がするのですが、考えすぎでしょうかね。






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ODYSSEY (オデッセイ) -- (Yngwie J. Malmsteen's Rising Force/1988年)

ODYSSEY (オデッセイ) -- (Yngwie J. Malmsteen's Rising Force/1988年)

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1. Rising Force
2. Hold On
3. Heaven Tonight
4. Dreaming (Tell Me)
5. Bite The Bullet
6. Riot In The Dungeons
7. Deja Vu
8. Crystal Ball
9. Now Is The Time
10. Faster Than The Speed Of Light
11. Krakatau
12. Memories

1988年のイングヴェイ・マルムスティーンの4作目の作品。ジョー・リン・ターナーがヴォーカルをとったことでも話題になりました。と言う私も、ジョーがボーカルと言うことで購入した口です。

インギーくらい作品ごとの評価が分かれるミュージシャンは珍しいと思うのですが、この作品もインギーのギターを期待するファンからの評価は今一歩のような気がします。しかし、反面、この作品の楽曲のすばらしさ、キャッチーな曲群は評価されるべきものだと思います。

その代表格の"Heaven tonight"なんて、これまでの(というか、この後の作品も含めて)インギーの作品では決して聴かれない作品でしょう。それ以外にも"Rising Force""Deja Vu""Dreaming""Crystal Ball""Now Is The Time"など、ジョーが参加したからこその、耳のこりのいい曲の数々は、やはり「ソウルメイト」だったジョーの功績でしょうか。

この作品はインギーが再起不能かと言われたほどの大事故から復帰してのものだけに、ギターフリークに言わせると「弾けていない」そうなのですが、むしろそれが故に抑え気味になったギターが歌を前面に押すことになりバランスがとれたのかもしれません。

インギーのスタイルとジョーが持ち込んだコマーシャル性が見事に融合した傑作です。



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Savage Amusement (サヴェイジ・アミューズメント) -- Scorpions(スコーピオンズ/1988年)

Savage Amusement (サヴェイジ・アミューズメント) -- Scorpions(スコーピオンズ/1988年)

savage amusement

1. Don't Stop At The Top
2. Rhythm Of Love
3. Passion Rules The Game
4. Media Overkill
5. Walking On The Edge
6. We Let It Rock... You Let It Roll
7. Every Minute Every Day
8. Love On The Run
9. Believe In Love

最新作「Sting In The Tail」をもって解散すると宣言したスコーピオンズ。そのスコーピオンズが1988年に発表した作品です。長いワールドツアーの終了後、前作から4年を経て発表されました。そして1988年にアメリカで行われた「Monsers of Rock」にも参加した(Van Halenがヘッドライナー、なんとこの頃はまだメタリカがセカンドアクトでドッケンの前でした。)頃です。

セールス的には全米5位という実績を残したのに、世間一般(というか、コアなファンかも)では失敗作として扱われることが多いこの作品。理由は「走る」曲がないことでしょうか。アメリカでも彼らを一躍有名にした「Blackout」。あの切れ味の鋭い曲は特別ですが、かといって彼らをそれだけと思ってはいけない。作品自体はポップで、湿り気もあって、バラエティ豊かで、彼らならではの曲作りのレベルの高さを十分認識させてくれるものです。そしてなにより、クラウス・マイネの歌のうまさはこの作品でも存分に発揮されていて、むしろバラード系の曲でそのうまさを堪能できると思います。

確かに時代に流された作品という見方も出来るかもしれませんが、いい意味で80年代のロックの音を体感できる作品。一時期廃盤になっていたようですが、最近はリマスター盤が発売されている模様。

いや~~、でも懐かしいな。ちょうどMonsters of Rockと重なり合ってたこともあって、3.や9.なんてラジオでかかりまくっていましたもんね。





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街でみかけたもの--Nagoya Way

近くにあるSan Pedro(サン・ペドロ)という街で見かけました。

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なんてことはないんですが、うれしくなるものですね、地元の人間としては。

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