硬岩乃讌

これまで○十年間にわたって収集してきたCD/レコードのレビューを、個人的な感想丸出しでしていきます。勢いだけで作ったブログだけに、その勢いがいつまで続くか…。

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VOA--Sammy Hagar (1984年)

VOA--Sammy Hagar (1984年)

VOA.jpg

1. I Can't Drive 55   
2. Swept Away
3. Rocks Is In My Blood
4. Two Sides Of Love  
5. Dick In The Dirt
6. VOA   
7. Don't Make Me Wait
8. Burnin' Down The City

Mr. Redことサミー・ヘイガーの1984年、Van Halen加入直前の作品。

別名ヴォイス・オブ・アメリカと呼ばれるだけあり、直球一直線の熱~~いロックがこの作品では展開されています。キャピタル時代は乾いたアメリカンロックを聴かせてくれていたサミーですが、ゲフィンに移籍後はハードドライヴィングなロックに移行し、この作品でもしっかりとそれが踏襲されています。いや、全2作(「Standing Hampton」や「Three Rock Box」)よりもさらにハードさが増しているのは、この作品の前のニール・ショーンとのプロジェクト「HASA」の影響も強いのでしょう。

いずれにしても「There's Only One To Rock」とならんで彼の代表曲とも言える「I Can't Drive 55」や「VOA」で聴かれる、思い切りアメリカを意識させてくれるハードロック、さわやかな「Two Side of Love」「Don't Make Me Wait」など捨て曲無しの作品に仕上がっています。

私自身はサミー・ヘイガー信者なのですが、サミーの作品には捨て曲なるものがよく見かけられるのも事実。それを彼の声とパワーで補っている感があるのですが、この作品に関しては楽曲的にも高レベルと言えます。

アーティストの「諸事情」で中止になってしまった幻の日本公演。私も楽しみにしていましたが、中止でほんとにがっかりしたものでした。しかし、Van Halen加入後の日本ツアーで「I Can't Drive 55」を聴いたときにはほんとに狂喜乱舞したなぁ。まわりのVan Halenファンたちは冷めた目で見てたけど。

しかし、プロモのセンスには時代を感じますね・・・。アルバムジャケットやVOAのプロモでもパラシュートでホワイトハウスに降下なんてことが似合うのはサミー以外には考えられない!!





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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

Hear'n Aid (ヒア・アンド・エイド/1985)

Hear'n Aid (ヒア・アンド・エイド/1985)

Stars.jpg

1.Stars (Hear'n Aid)
2.Up tO The Limit (Live)(Accept)
3.On The Road (Motorhead)
4.Distant Early Warning (Rush)
5.Heaven's on Fire (Live)(KISS)
6.Can You See Me (Jimi Hendrix)
7.Hungry For Heaven (Live)(DIO)
8.Go For The Throat (Y&T)
9.The Zoo (Live)(Scorpions)

飢餓に苦しむ人々を救うためにイギリスのミュージシャンが集まった「Band Aid」に始まり、アメリカの「USA for Africa」とチャリティー企画が続いた頃に、そのヘビーメタル版として企画されたのがこの「Hear'n Aid」の「Stars」。DIOに所属していたヴィヴィアン・キャンベルとジミー・ベインのアイデアをロニーが実現させたものです。しかしこれだけのメンバーを集められるのもやはりロニーの力ということでしょうか。

その豪華なメンバーが集まって演奏されたのが1.「Stars」です。参加メンバーなどはいろんなサイトを参考にしていただくとして、今見ればよくこれだけのメンバーが集まったな、という感じで、HR/HM界の実力派ぞろいです。(ここからは全くの私見なんですが、実力派というのが微妙で、例えば実力もあるけど一般的な人気もあるバンドが意外と参加していないんですよね。例えばKISSとかAerosmithとか、Van Halenとか。彼らをHR/HMに含むかどうかというと意見が分かれるところかもしれませんが、少なくともKISSは曲を提供している。しかもジーンがインタビューで「Hear'n Aid」に言及したことがあり、KISSは「Stars」には依頼されなかったことを明かしていました。そして「彼らにとっては何をするかよりも、誰がするかのほうが大事なんだろう。」という批判的な発言をしていることから、何か政治的な力がかかったんだろうな、という印象は持ちました。)

前置きが長くなりましたが、改めて聞き直してみて、これだけ個性派がそろうと、大勢いてもすぐ誰かというのがわかっておもしろいものです。まずヴォーカルではこぶしをきかせまくっているロニー・ジャームス・ディオは言わずもがなのですが、やはりY&Tのデイブ・メニケッティです。他の誰にも負けないパワフルさでありながら情感たっぷりなヴォーカルを聴かせてくれます。ただただかっこいい。ラフ・カットのポール・ショティノもいい味を出しているし、クイーンズライクのジェフ・テイトの発声は人間とは思えないパワーを感じます。そんな超人的なボーカリストの中でやはりドン・ドッケンは非力に感じてしまうというのは酷でしょうか(いや、うまいとは思うのですよ。)

そしてギター。これまもう好きかってやってくれています。まず、音を聴いただけですぐに分かるのが、インギー様、ナイトレンジャーのブラッドギルス(アームを使いまくりですからね)と当時ドッケンのジョージ・リンチ。彼のソロはとにかく「鋭い」。こうやって他のギターと比べてみると明らかです。っが、そんな中で圧巻がジャーニーのニール・ショーン。もちろん彼が有数のギタリストだと言うことは周知の事実なんですが自由にひくとこれほどすさまじいとは初めて知ったものでした。ちなみにこの時のニールのプレイを見てジョージもインギー様もぶっ飛んでいたそうです。あと、地味なんですがブルー・オイスター・カルトのドナルド・”バック・ダーマ”・ローザーがいい味を出しています。

とまあ、ついついミュージシャンの力量に気持ちが行ってしまうのですが、曲そのものもHR/HMらしい曲だと言えます。

アルバム全体としてはHR/HMの有名どころのライブ音源などを収録しているのである意味貴重と言えるかもしれませんが、それよりもこれだけのメンバーが集まったリーディングトラックの「Stars」。記録的な価値としてでももっていて損はないと思います。





テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

FOOTLOOSE (フットルース)

FOOTLOOSE(フットルース/サウンドトラック/1984年)

footloose.jpg


1. Footloose - Kenny Loggins
2. Let's Hear It For The Boy - Denise Williams
3. Almost Paradise (From "Footloose") - Ann Wilson/Mike Reno
4. Holding Out For A Hero - Bonnie Tyler
5. Dancing In The Sheets - Shalamar
6. I'm Free (Heaven Helps The Man) - Kenny Loggins
7. Somebody's Eyes - Karla Bonoff
8. Girl Gets Around, The - Sammy Hagar
9. Never - Moving Pictures

昨年の今頃はこんなことこんなことをしていたのですが、今年は受験生の担任ということであいにく学園祭は不参加でした。

しかし、来年学園祭に参加するなら、と思っていたアイデアがあったのですが、そのアイデアを今年は他の学年にとられてしまい悔しい思いをしたわけです。そのアイデアというのが、今回紹介する「フットルース」。

社会現象にまでなった映画なので、私と同世代であれば内容もサントラもほとんどの方がご存知でないでしょうか。

今聴いても色あせないノリのいいサウンド、歌詞。

こんな音楽が普通にヒットする80年代ってやっぱりいい時代だったなぁ、とかつくづく思うわけです。







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GIUFFRIA (美伝説) -- Giuffria (ジェフリア)

GIUFFRIA (美伝説) -- Giuffria (ジェフリア/1984年)

Giuffria


1.Do Me Right
2.Call to the Heart
3.Don't Tear Me Down
4.Dance
5.Lonely in Love
6.Trouble Again
7.Turn Me On
8.Line of Fire
9.The Awakening
10.Out of the Blue (Too Far Gone)

明けましておめでとうございます。本年も「硬岩乃讌」をよろしくお願いします。

2008年最初のレビュー(というよりも半年振りのレビューですが)はジェフリアが1984年にリリースしたセルフタイトルアルバム。

ジェフリアというバンド。LAの伝説的バンド「エンジェル」に所属したキーボード奏者「グレッグ・ジェフリア」が結成した自身のバンドです。

キーボード奏者のグレッグが中心だけあって、サウンドもキーボードがフィーチャーされたポップなサウンドで、その当時「お約束」のバラードもしっかりと収録されています。

メンバーはグレッグ以外には、後に「ディオ」に参加するギターの「クレイグ・ゴールディー」と「クワイエット・ライオット」に加入する「チャック・ライト」など、その道では有名な、なかなかの実力者ぞろいのバンドです。

ボーカルの「デビッド・グレン・エイズリー」はハスキーな声ながらも非常に良く伸びる高音を聴かせてくれ、特にバラードでうまさを発揮しています。

このバンド、ルックスもなかなかのもので、サウンドとあいまって大ヒットしてもよさそうなものですが、結局2.が全米15位のスマッシュヒットを記録したものの、その後は鳴かず飛ばずで、次作を発表後解散してしまいます。(解散後は「House of Loads」へと発展)

非常に短命に終わってしまったジェフリアですが、2.と5.は一聴の価値あり。

Call to the Heart

Lonely in Love

しかし、邦題はいろんな意味でインパクトがあるなぁ(笑)。







テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

THROUGH THE FIRE -- H.S.A.S.

THROUGH THE FIRE -- H.S.A.S.(1984年)

HSAS


1. Top of the Rock
2. Missing You
3. Animation
4. Valley of the Kings
5. Giza
6. A Whiter Shade of Pale
7. Hot and Dirty
8. He Will Understand
9. My Home Town

1984年に発表されたアルバム。サミー・ヘイガーとニール・ショーンが中心になったプロジェクトです。

まずサミーのほうは、まだVan Halenに加入する前(加入は1985年)で、Geffinからのソロアルバム3作(「Standing Hampton」「Three Lock Box」「VOA」)がスマッシュヒットを記録し、ソロシンガーとしての地位を確固たるものにした時期。そして、ニールは1983年のJourneyの「Frontiers」の大ヒットの後、バンドの方向性の違いで悩んでいたころですね。

そんな二人が(レコード会社の思惑もあり)意気投合して作られたプロジェクト。ちなみに他のメンバーはケニー・アーロンソン(b)、マイケル・シェリーヴ(dr)となっており、その頭文字を組み合わせたH(ヘイガー)S(ショーン)A(アーロンソン)A(シェリーヴ)がプロジェクト名となっています。

サミーのソロ時代のアルバムは、Geffinに移籍してから、それまでの乾いたロックサウンドからかなりヘビーなサウンドに変化してきたのですが、このアルバムでもその流れでかなりヘビーなサウンドです。そして、ギターのニールショーン。個人的にはあまり思い入れのあるギタリストではないのですが、やはりうまいですね。サミーの「VOA」を聞いたことがあれば、それにニールのギターを載せた、といった感じでしょうか。

録音自体はセミ・ライブという形式をとっており、クリスマスのチャリティーライブで録音されたものが大半です。

ちなみに6.「A Whiter Shade of Pale」はプロコル・ハルムの青い影のカバー。

H.S.A.Sのプロジェクト自体はサミーのVan Halen加入もあって、短命に終わりましたが、この二人、結構息が合うようで、サミーがVan Halen脱退後、「Planet Us」というプロジェクト(マイケル・アンソニーも参加)を立ち上げています。っが、まだ未聴なんで、ぜひ聴いてみたいですね。

僕自身はこのアルバムは日本で「レコード」で所有しているのですが、アメリカに移住するときにそれは持っていくことが出来ませんでした。っでアメリカに移住して初めて買ったCDがこれ。思い出の一枚でもあります。っで、そのときのいかにもヘビメタの店員さんの反応が「なんで日本人がこんなアルバムを知ってるんだ。いい奴だな。」っということで、その後HR/HM談義をひとしきりしました。





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PRISONERS IN PARADISE--Europe

PRISONERS IN PARADISE--Europe(1991年/ESCA5460)

PrisonerInParadise


1. All or Nothing
2. Halfway to Heaven
3. I'll Cry for You
4. Little Bit of Lovin'
5. Talk to Me
6. Seventh Sign
7. Prisoners in Paradise
8. Bad Blood
9. Homeland
10.Got Your Mind in the Gutter
11.Til My Heart Beats Down Your Door
12.Girl from Lebanon
13.Break Free
14.Yesterday's News
(13. 14.は日本盤のボーナストラック)

ベスト盤を一枚はさんで発表された5thアルバム。前作の失敗(?)を反省して、ロックらしい音を求めたアルバム。ラフな、パワフルな音になっています。また彼らには珍しく外部ライターとの共作もあります。(ちなみに1.はMr.Bigのエリック・マーティンとの共作)

ただ、共作の件も含めてかなりレーベル側からの横やりが入ったようで、ジョーイ自身は共作はしたくなかったのにせざるを得なかったとか、アメリカ受けするように曲の入れ替えもあったようです。そのような理由でアルバム全体としてみたときに、(例えば初期のヨーロッパを思わせる1.もあれば、いかにもアメリカを意識した2.もあるといったように)やや整合性にかける部分があるようにも感じますが、個々の曲自体のレベルは高いと思います。

このアルバムも世間では失敗作といわれているようですが、結局古くからのファンが先入観というか固定観念でバンドを縛りつけている部分が強いのではないかと思うわけです。「ヨーロッパ」のアルバムでなく純粋なロックアルバムとしてみれば高品質なアルバムだと思います。(だからこそ「ヨーロッパ」である必要がない、というジレンマに陥ることにもなるわけですが...。)

結局このアルバムを持ってヨーロッパはその活動を長期間停止(実質上解散状態)させてしまうことになり、その後の再結成を待つことになります。(実は再結成後のアルバムはまだ聴いていないので、後日レビューということで)



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BEST OF EUROPE -- Europe

BEST OF EUROPE -- Europe (1990年/VICP-98)

EuropeBest


1. Seven Doors Hotel
2. In The Future To Come
3. Paradize Bay
4. Stormwind
5. Scream of Anger
6. Open Your Heart
7. Aphsia
8. Wing of Tomorrow
9. Dreamer
10.On Broken Wing
11.The Final Coutdown
12.Rock The Night
13.Carrie
14.Cherokee
15.Superstitious
16.Let The Good Times Rock
17.Ready Or Not
18.Tomorrow

ヨーロッパのベスト盤。これは1990年に発売されてもので、したがってファーストアルバムから「Out of This World」までのアルバムから選曲されたものです。この後も何枚かベスト盤が発売されていますので、コレクター以外はこのベスト盤でなくても、大丈夫でしょう。ちなみにこの1990年盤は現在は廃盤となっています。

ベスト盤といえば現在は、新曲か未発表曲が数曲収録されて付加価値をつける場合が多いですが、このアルバムは、当時の主流の方法らしく、それもなし。10.On Broken Wingsが11.The Final CountdownのB面収録曲(懐かしい言い方(笑))というだけで、4枚のアルバムを持っている人は特別に買う必要もないでしょう。

曲は4枚のアルバムから均等に選ばれています。後発のアルバムに比べて少ないアルバムから選ばれているので、密度的に高いものになっています。曲順もファーストの選曲から順番になっているので彼らの成長を知るには好適かと思います。というか、もう少し手間隙をかけてほしいものです。

ヨーロッパというバンドは良くも悪くも「ベスト盤のバンド」だなぁ、という気がします。こうして選曲された曲で聞くと、いい曲をたくさん持っているな、とつくづく思うわけです。ベスト盤の常道らしく、これまでにヨーロッパを聴いたことがない人はベスト盤から入るのがいいのではないかと思います。あっ、でもベスト盤から入ってレギュラーのアルバムを聴くとがっくりきたりして...。

下は現在発売されているベスト盤の紹介です。



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OUT OF THIS WORLD -- Europe

OUT OF THIS WORLD--Europe (1988年/VDPB-25001)

OutOfThisWorld


1. Superstitious
2. Let the Good Times Rock
3. Open Your Heart
4. More Than Meets the Eye
5. Coast to Coast
6. Ready or Not
7. Sign of the Times
8. Just the Beginning
9. Never Say Die
10.Lights and Shadows
11.Tower's Callin'
12.Tomorrow

大ヒット作「THE FINAL COUNTDOWN」に続いて1988年に発表されたアルバム。同時期に大ブレークしたBON JOVIは「SLIPPERY WHEN WET」の大ヒットの後、アメリカらしい骨太なロックに自分たちの音楽を昇華させていきましたが、EUROPEがとった方法は、時代の潮流に合わせた洗練されたアレンジと壮大なバラードという方法でした。

世間一般では「失敗作」といわれているこのアルバム(セールス的にも前作に比べれば振るわなかった)ですが、曲自体は粒ぞろいだと思います。

また、恐ろしく音がいいアルバムで、20年近く経過した今の耳で聞いてもその音のよさは褪せるところがありません。

ただ、残念かな洗練されすぎたのと、バラードやソフトな曲が多く、アルバム全体として刺激の少ない作りとなったことは否めません。

発表当時B誌のCDレビューにて「?点」なる評価を受けたのを覚えているのですが、HR/HMというにはやはりちょっとソフトすぎの気がします。しかしポップアルバムとして考えれば良質なアルバムであることは間違いありません。

また、ジョーイ・テンペストの歌のうまさもこのアルバムでさらに磨きがかかっています。食わず嫌いではなく、ぜひ一聴してほしいアルバム。






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THE FINAL COUNTDOWN -- Europe

THE FINAL COUNTDOWN -- Europe (1986年)

FinalCountdown


1. The Final Countdown
2. Rock The Night
3. CARRIE
4. Danger On The Track
5. Ninja
6. Cherokee
7. Time Has Come
8. Heart Of Stone
9. On The Loose
10.Love Chaser

John Norumが在籍していたヨーロッパ

日本のHR/HMファンの間ではファーストアルバム、セカンドアルバムのころからすでに北欧メタルらしい旋律とサウンドによって人気を博していたのですが、全世界で600万枚以上売り上げたこのサードアルバムによって世界的にブレークし、一気に人気バンドに座にのぼりつめました。

かくいう僕も実はファースト、セカンドアルバムは聞いたことがなく、このFinal Countdownで初めてヨーロッパを耳にしたくちです。

確かに大ヒットしたアルバムだけあって、インパクトのあるいい曲ぞろいのいいアルバムです。そして曲の良さもあるのですが、実はサウンド面のバランスがヒットの秘密ではないかと思うのです。

前述したようにファースト、セカンドアルバムは聞いたことがないのですが、ベストアルバムなどに含まれる曲から類推できるサウンドと、この後に続くアルバム「Out of This World」を比べてみると、ハードさとソフトさのバランスに優れているように思います。古くからのファンには洗練されすぎ、ポップすぎという不満が出るのでしょうが、一般的にはちょうどいいくらいのサウンドになっているのでしょう。

実際、John Norumはバンドの方向性とこの「Final Countdown」アルバムのアレンジに不満をもってバンドを脱退したのですが、方向としては決して間違っていなかったのではないかと思います。




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Frehley's Comet -- Ace Frehley

多分誰もが知っているであろうバンド"KISS"のリードギタリストだったエース・フレーリーKISS脱退後に取り掛かった、多分誰も知らないであろうソロプロジェクト。そのファーストアルバムです。

エースって個人的にはKISSの中でもポールとジーンの陰に隠れて地味な存在かと思ってたんですが、有名どころのミュージシャンたちがエースのカバートリビュートアルバムを出すなど、実は大きな影響力を与えているんですよね。

それで、彼が1987年にリリースしたこれ↓

"Frehley's Comet -- Ace Frehley"

FrehleysComet


1. Rock Soldiers
2. Breakout
3. Into the Night
4. Something Moved
5. We Got Your Rock
6. Love Me Right
7. Calling to You
8. Dolls
9. Stranger in a Strange Land
10.Fractured Too (Instrumental)

アルバム全体に流れるエースの粘着質なボーカルと左指タッピングを多用したギターソロ。どこからどう切ってもエースのアルバムでしかありません。

残念ながら楽曲の質がそれほどよくなく、印象に残る曲が少ないともいえるのですが、シングルカットされビデオクリップも作られた3. Into the Nightはエースの頼りなさげな声と曲の雰囲気が微妙にマッチしていてよいです。ストレートで勢いのあるロックの7.Calling to Youもお勧めですね。

ただ、全体としては「KISSのエース」が作っていた音楽とまったく変わらないわけで、当時の脱退した状況が状況とはいえ、エースの名義である重要性は感じられないわけです。


"KISS"が作る音楽は「いつかどこかで聴いたような曲」といわれるように、親しみやすく、分かりやすいものがほとんどですが、それはこのFrehley's Cometでもしっかりと受け継がれています。

このアルバム中で多分一番好きであろう7. Calling to youのサビの部分(また、歌詞データがありませんので、怪しい英語はご容赦を)


Strike the Drum
Stand Up And Shout
It's only Rock' n Roll
It's all about.
(日本語訳)
ドラムを鳴らせよ、立ち上がってシャウトだ。
ロックンロールだぜ、ただそれだけさ。

すげーシンプル。まさに"I wanna Rock' n Roll All night." の世界です。

 

結局、エースのソロプロジェクトは彼自身の問題もあり、数枚のアルバムをリリースした後消滅。その後は皆さんご存知のように再結成KISSの一員として再び活動していたのですが、結局小銭を稼いだ後、また脱退しちゃいましたね。現在は元Black And Blueのトミー・セイヤーが後釜になっているようです。まあでも、メークしちゃえば誰かわからないですからね。




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