硬岩乃讌

これまで○十年間にわたって収集してきたCD/レコードのレビューを、個人的な感想丸出しでしていきます。勢いだけで作ったブログだけに、その勢いがいつまで続くか…。

BLOW MY FUSE -- KIX

BLOW MY FUSE -- KIX(1988年/25P2-2280)

BlowMyFuse


1. Red Lite, Green Lite, T. N. T.
2. Get It While It's Hot
3. No Ring Around Rosie
4. Don't Close Your Eyes
5. She Dropped Me The Bomb
6. Cold Blood
7. Piece Of The Pie
8. Boomerang
9. Blow My Fuse
10.Dirty Boys

偉大なバンド、プレーヤーというのはその後のバンドやプレーヤーに多くの影響を残すものです。ビートルズやストーンズなどそれは演奏スタイルや楽曲だけにとどまらず、ライフスタイルや思想など多岐にわたります。

今では確固たる世界を気づいたエアロスミスでさえデビューした当初は、その音楽性からはたまたスティーブン・タイラーの唇をさして、ストーンズの物まねと揶揄されたものでした。

エアロスミスのような例は稀有な存在で、多くは二番煎じとして消えてしまうことになります。

このKIXもそんなバンドの一つ。音楽性は縦ノリのストレートなロックンロール。リズム感といいキレのいい歌詞といい、単純に乗れてかっこいいと思えるバンドなんですが...。

そうなんです。偉大なる大バンドAC/DCのコピーとして捕らえられることが多いのです。幸か不幸か僕はAC/DCをそれほど熱心に聴いたことがないのでそういった先入観なしに聞くことができましたが。

ボーカルのスティーブ・ホワイトマンはもともとドラマーだったそうで(そういえばスティーブン・タイラーもそうでしたね)、ノリが抜群のスクリーミングボイスの歌唱です。ギターもツインギターで切れのいいカッティングを聞かせてくれます。

って書いたら、やっぱりAC/DCですね(笑)。いえいえ、ぜひ聞いてみてください。

この彼らの第4作目のアルバムからは、彼らが始めて収録したバラード「Don't Close Your Eyes」がヒットし、スターバンドとなりました。その後5作目も非常にできのいいアルバムだったのですが、メタルブームの終焉と同時に消えていった、しかし愛すべきバンドです。

ちなみに、ボーカルのスティーブ・ホワイトマンは現在ペンキ工をしているとか。




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LIONSHEART (獅子の咆哮)--Lionsheart

LIONSHEART (獅子の咆哮)--Lionsheart (1993年/PCCY-00412)

lionsheart


1. Had Enough
2. World Of Pain
3. Ready Or Not
4. So Cold
5. Can't Believe
6. Portrait
7. Living In A Fantasy
8. Stealer
9. All I Need
10.Have Mercy
11.Going Down
12.Good Enough
13.In The Night

またまた久しぶりの更新になってしまいました。今回はブリティッシュロックの雄、ライオンズハートのデビューアルバムです。

元グリムリーパーのスティーブグリメットを中心に結成されたイギリスのグループで、サウンドはまさしく「様式美」です。同じイギリスで様式美ということでホワイトスネイクを連想される方もいるかもしれませんが、このアルバムに関する限り、後期のアメリカナイズされたホワイトスネイクよりも楽曲的に優れていると思います。「泣き」のメロディーあり、スピーディーなナンバーありで飽きることがありません。

1.から3.への流れは典型的なハードロックのナンバーでぐいぐい引き込まれます。そしてスピーディーな7.、バラードの9.などどれも捨て曲無しの傑作アルバムです。

ただその後メンバーチャンジやライブの失敗による評価の下落などもあって、私もいつか彼らを追うことを止めてしまったのですが(アルバムの一般的な評価もこのファーストを超えるものはない)、いつか彼らの残りのアルバムも聞いてみたいなぁ、と思います。



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JERUSALEM SLIM (エルサレム・スリム)

JERUSALEM SLIM (エルサレムスリム) (1992年/PHCR-33)

JerusalemSlim


1. Rock'n Roll Degeneration
2. Dead Man
3. Attitude Adjustment
4. Hundred Proof Love
5. Criminal Instinct
6. Lethal Underground
7. Teenage Nervous Breakdown
8. Gotta Get A Hold
9. The World Is Watching
10.Rock'n Roll Degeneration[Demo]
11.Teenage Nervous Breakdown[Demo]

ほとんど全部の曲がお気に入りですな。

元ハノイ・ロックスのマイケルモンローとビリー・アイドル・バンドのスティーブンスティーブンスがジョイントしたプロジェクト。結局リリースしたCDは一枚きりですので、レビューとバンド評をまとめて。

大好きなギタリストのスティーブンスティーブンスと、そのころ大のお気に入りだったマイケルモンローのバンドだけに期待せずにはいられなかったのですが、結果は期待以上の出来という形で。

このスティーブンスティーブンスというギタリストは不思議な人で、参加するアルバムをきっちりといいものにしていきます。彼が参加した他の作品も追って紹介していこうと思いますが、このJERUSALEM SLIMも少々ラフなマイケルのスタイルをメカニカルなギターの響きで見事に引き締めています。また、8.Gotta Get A Hold のようなハノイ・ロックスを髣髴とさせる曲もあり、なかなかよい感じです。

そういえばスティーブンスですが、日本の氷室京介ともジョイントしてるとか。うわー、一度聴いてみたいな。

惜しむらくは、このバンドがアルバムを正式に完成させることなく崩壊したことです。マイケルスティーブンと組み、これからと思っていた矢先に脱退、バンド崩壊ですからマイケルのショックも相当のもので、既に決まっていた日本公演はスティーブンス抜きで何とか行われたのですが、結局ERUSALEM SLIMからの曲は一曲も演奏されずじまいとなってしまいました。

アルバム自体も2曲のデモ作品を入れて、なんとかアルバムらしい曲数をそろえるのがやっとで、この辺りにもスティーブンス脱退の影響があるのでしょうか。中途半端な印象はぬぐえませんが、それを差し引いてもインパクトのあるアルバムです。

このアルバム、なんでも日本だけの発売らしく市場に出回っている数も相当少ないそうなので、中古店でも見つかったら速攻買いましょう。






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