硬岩乃讌

これまで○十年間にわたって収集してきたCD/レコードのレビューを、個人的な感想丸出しでしていきます。勢いだけで作ったブログだけに、その勢いがいつまで続くか…。

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Exposed (エクスポーズド)--Vince Neil (ヴィンス・ニール/1993年)

Exposed (エクスポーズド)--Vince Neil (ヴィンス・ニール/1993年)

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1. Look In Her Eyes
2. Sister Of Pain
3. Can't Have Your Cake
4. Fine, Fine Wine
5. The Edge
6. Can't Change Me
7. Set Me Free(Sweet Cover)
8. Living Is A Luxury
9. You're Invited (But Your Friend Can't Come)
10. Gettin' Hard
11. Forever

モトリー・クルーのヴォーカリスト、ヴィンス・ニールがモトリー・クルーをクビになった後、1993年に発表したソロアルバム。

HR/HMにどっぷりはまってからも、個人的にはモトリー・クルーがどうしても好きになれず、じっくりと聞き込んだ覚えがないのです。(「Dr. Feelgood」は傑作と認めますが、それ以外はどうしても好きになれない。音楽性もですが、ヴィンス・ニールのヴォーカルスタイルがどうしても好きになれない。)

そんな私ですが、このソロにはマイケル・モンローとのプロジェクト「エルサレム・スリム」を反故にしてスティーヴ・スティーヴンスが参加するということで聞くことに。

アルバム全体を支配するのがモトリー・クルーの傑作アルバム「Dr. Feelgood」の流れを受け継ぐような勢いのあるロックで、それにスティーヴ・スティーヴンスのメカニカルなギターサウンドが冴え渡るという感じです。特にリードナンバーの「1. Look In Her Eyes」や「9.You're Invited」あたりはそれを強く感じます。

その一方で「3. Can't Have your Cake」や「4. Fine, Fine Wine」あたりは、いわゆるモトリーっぽい曲と言えます。また「Time For Change」 を彷彿とさせる「6. Can't Change Me」や「11.Forever」などのバラードや新境地を開いたと言える「8. Living Is A Luxury」など、ヴィンスとスティーブの良いところがうまく融合したと言える作品かもしれません。

個人的にはマイケル・モンローとスティーヴ・スティーヴンスがジョイントし、素晴らしい作品を作ったエルサレム・スリムに強烈な期待をしていただけに、そのチャンスを奪ってしまったヴィンスとこの作品には複雑な気持ちですが。ここは素直に”Feelgood”と言っておきましょう。








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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

Pandemonium (パンデモニアム) -- Pretty Maids (プリティ・メイズ/2010年)

Pandemonium (パンデモニアム) -- Pretty Maids (プリティ・メイズ/2010年)

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1. Pandemonium
2. I.N.V.U.
3. Little Drops of Heaven
4. One World One Truth
5. Final Day of Innocence
6. Cielo Drive
7. It Comes At Night
8. Old Enough To Know
9. Beautiful Madness
10. Breathless
11. It Comes At Night


デンマークのベテランバンド、プリティ・メイズの2010年発表の最新作。2006年のWake Up To The Real World 以来、4年ぶりの新作となります。グループロゴも初期のものに戻したようで、原点回帰の意思の表れでしょうか。

ここ数作はファンの間でも残念な作品が多いと言われている彼らですが、本作はかなり力作と言っていいのでは。(というか、Pretty Maidsの作品はどれも無条件で力作になってしまうのが私の悪い癖ですが・・・。)

1. Pandemoniumの展開は、まさにPretty Maidsという展開で、ある意味お約束なんですが、壮大なナンバーに仕上がっています。そしてファーストシングルの 3. Little Drops of Heaven は彼ららしいメロディアスなナンバー、そして疾走する4. One World One Truthと続くように、彼らの魅力が十分に発揮されていると思います。

ここ数作の彼らの作品が残念と思うファンは、やはり初期の頃のパワーメタルを期待しているのでしょうか。それも彼らの魅力ですが、しかしメローなバラード、そしてそれにかぶるロニーのヴォーカル、ポップなナンバーも彼らのまた魅力なのです。(でも楽曲的にがっかりな作品も時にありますが、そこには今回は触れない方向で。)

しかし、デビュー以来25年以上経つわけですか。その間、諸事情により活動休止期間はあったりしますが、変わらず活動を続け、コンスタントに作品を発表し続けてくれる彼ら。愛すべきバンドです。これからも長く活動を続けてくれることを切に願う次第です。





STAIRWAY TO HEAVEN/HIGHWAY TO HELL-- Make a Difference Foundation (1989年)

STAIRWAY TO HEAVEN/HIGHWAY TO HELL (1989年)

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1. My Generation : Gorky Park (The Who)
2. Holidays In The Sun : Skid Row (The Sex Pistols)
3. I Can't Explain : Scorpions (The Who)
4. Purple Haze : Ozzy Osbourne (Jimi Hendrix)
5. Teaser : Motley Crue (Tommy Bolin)
6. The Boys Are Back in Town : Bon Jovi (Thin Lizzy)
7. Move Over : Cinderella (Janis Joplin)
8. Moby Dick : Drum Madness (Led Zeppelin)
9. Hound Dog (Live): (Big Mama Thorton)
10. Long Tall Sally/Blue Suede Shoes (Live) : (Carl Perkins)
11. Rock & Roll (Live) : (Led Zeppelin)

曲名の後はバンド名、(   )内は原曲のミュージシャンです。

1989年にMake A Difference Foundationというドラッグ・アルコールに対するチャリティー期間の運動の一環として作成されたアルバム。ドラッグ・アルコールに関するチャリティーなので曲もアルコールやドラッグで亡くなったミュージシャンたちの曲のカバーとなっています。詳しくはリストをご覧ください。

また、それに伴い、ロシアでもアルバムに参加したバンドが中心になりライブが行われました。

収録されている曲は当時はこのアルバムでしか聞けない貴重な曲ばかりだったのですが、今となっては様々なアルバムに収録されているのでおなじみの曲もあるかもしれませんね。

2.はSkid Rowらしいパワーあふれる仕上がり。リンク先のライブでもパワー全開ですな。

3.は、バッチリScorpionsのサウンドになってしまっています。個人的にはこのアルバム全体でも一番の出来かも。

4.はOzzyだけに、どんな歌を歌おうとOzzyになってしまいますね。数多くのPurple Hazeのカヴァーを聴いてきましたが、やはりJimiの原曲が一番ですかね。

そしてたぶん今作品の一番の目玉になるべき6. The Boys Are Back in Town は可もなく不可もなくといったところ。むしろScorpionsやCinderella、Gorky Parkにくわれている感じです。

7.はジョニス・ジョプリンを敬愛するトム・キーファーだけに、これもぴったりはまっています。

そして9.10.11.はライブ。この中でも特筆すべきはやはりScorpionsのクラウス・マイネのうまさ。とにかく独特のヴィブラートのかけ方と共に、高音の伸びがすごい。悪いが、彼と比べたらJon Bon Joviは純粋な歌唱という点(フロントマンという意味ではなく)では見劣りがするのは否めません。

私自身は6.期待して購入しただけに、当初はがっかり感があった(それでもいい出来ですけどね)のですが、聴き直してみると、それぞれのミュージシャンの個性が良く出ていて、おもしろい作品です。

リンクにはカヴァーバージョンと原曲、それぞれが貼られていますが、聴き比べてみるとやはり原曲の良さを改めて感じますね。

ライブの参加メンバーなどいろいろ問題があったようですが(資料が手元になく、記憶もあやふやですが)これだけのメンバーが一堂に会したアルバム。歴史的な意義も含めて聴いておきたい作品ですね。






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Good Evening New York City --Paul McCartney

Good Evening New York City (グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ)
--Paul McCartney (ポール・マッカートニー/2009)

Good Evening New York City

Disc1
1. Drive My Car
2. Jet
3. Only Mama Knows
4. Flaming Pie
5. Got To Get You Into My Life
6. Let Me Roll It
7. Highway
8. The Long And Winding Road
9. My Love
10. Blackbird
11. Here Today
12. Dance Tonight
13. Calico Skies
14. Mrs Vandebilt
15. Eleanor Rigby
16. Sing The Changes
17. Band On The Run
Disc2
1. Back In The USSR
2. I'm Down
3. Something
4. I've Got A Feeling
5. Paperback Writer
6. A Day In The Life / Give Peace A Chance
7. Let It Be
8. Live And Let Die
9. Hey Jude
10. Day Tripper
11. Lady Madonna
12. I Saw Her Standing There
13. Yesterday
14. Helter Skelter
15. Get Back
16. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band / The End

ポール・マッカートニーのライブアルバム。すでに何枚目か、という数え方が出来ないくらいに数多くのライブ盤が出されていますが、ここ数年出されたものの中では演奏、そして(一番心配な)歌声とも大満足なものです。

セットリストは最近のセットリストから大きく変化はありません。2005年あたりから演奏されるようになったHelter Skelterも収録されているし。Beatlesの曲で今回初登場はDay Tripperです。(I've Got A Feelingもかな?)

個人的には、I'm Downを演ってくれたのがうれしかった。ビートルズが史上初めてスタジアムライブを行ったShea Stadiumの後に建てられたCiti Fieldで行われたこのライブでI'm Downを演奏するのもポールならではの演出ですね。

セットリストはBeatlesからの曲が3分の2くらいを占めて、あとはWingsやソロからの曲という構成。Wings時代はBeatlesの曲を演奏するのを拒んでいたポールですが。Wingsの(実質上の)解散後は積極的にBeatlesの曲のライブ演奏やセルフカバーなどをし、そしてさらなるBeatlesの楽曲の発表を行うわけです。そんな姿勢に「ポールは終わった」「またBeatlesで金儲け」みたいに反感を覚えたこともあったのですが、しかしジョンとジョージ亡き後Beatlesを後世に伝えられるのはポール(とリンゴ)しかいないわけで、ここは素直に喜びたいと思います。

そうはいっても、決してBeatles時代にあぐらをかいているわけではなく、精力的に新作も発表しており、今回のセットリストに含まれている最新作のFiremanのElectric Argumentsからの曲も非常によい曲で、老いて益々(失礼)という感じです。なによりも、Beatles時代の曲もオリジナルキーで(さすがにHelter Skelterは辛そうですが)で歌いきるのには驚きを通り越して敬服するしかありません。

「もういいかげんに引退したら」なんて、とんでもない。こうなったら本当に生涯現役を貫いて、名作を作り続けてほしい。切にそう思います。







テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

Place Vendome (プラス・ヴァンドーム)

Place Vendome (プラス・ヴァンドーム)--2005年

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1. クロス・ザ・ライン
2. アイ・ウィル・ビー・ウェイティング
3. トゥー・レイト
4. アイ・ウィル・ビー・ゴーン
5. ザ・セッティング・サン
6. プラス・ヴァンドーム
7. ヘヴンズ・ドア
8. ライト・ヒア
9. マジック・カーペット・ライド
10. サイン・オヴ・ザ・タイムス
11. フォトグラフ

昨日のコメント欄の返信に、80年代のグループの復活云々、と書いておいて、今回はWhitesnakeやDokkenといった直球勝負ではなく、いきなり変化球です。

元Helloweenの、というには脱退してからあまりにも年月がたっていますが、それほどHelloween時代の印象が強いマイケル・キスクのソロプロジェクト。

彼の加入以前のHelloweenが、カイ・ハンセン加入後の攻撃的なサウンドからのアプローチにプラスしてポップなセンスを増やしていったのは周知の事実。カイ脱退後はバンド内でのキスクの発言力が増し、ポップなアルバムを発表、次第にファンの支持を失うという状況も作り、キスク自身もHR/HMはもうしない、という考えでHelloweenを脱退。

Helloween脱退後の彼に関しては全く知らなかったのですが、いつのまにやらアルバムを出していたのですね。これが期待していなかったのですが、予想以上の掘り出し物。もちろん、Helloweenようのなメロディアス・スピードメタルを期待してはいけませんが、良質なHRを聞かせてくれます。特にリーディングソングの1.クロス・ザ・ラインはかっこよすぎる。軽快な2.アイ・ウィル・ビー・ウェイティングや6.プラス・ヴァンドーム(Takaraを思い出しました・・・。)など、メロディアスな優れた楽曲揃いです。

それよりもなによりも、マイケル・キスクの歌のうまさには思わず唸ります。Helloween時代は高音域中心のボーカルスタイルで、「すごい」とは思っても「うまい」と思うことはあまりなかったのですが、このアルバムでは中低音域でのボーカルでの感情移入が強烈にうまい。あらためて彼のボーカリストとしての力量に気づかされる一枚でもあります。

Helloween時代の彼を追い求める人には、今の彼の目指す音楽は受け入れがたいものかも知れませんが(彼自身もそれを否定していないようだし)、これだけ良質なロックを作れる彼の才能には素直に敬意を表したい。

そういえば、マイケルキスクがHelloweenでブレークした年にB詩のヴォーカリスト部門で1位を取ったときに、1位を争ったのがアクセル・ローズ。そのアクセルも今年になりやっとニューアルバムをリリース。親父メタラーにとってはうれしい近況です。

ところで、バンドの邦名が「プラス・ヴァンドーム」って。どう考えても「プレイス・ヴェンドーム」じゃないか、と思ったのですが、これフランスの「ヴァンドーム広場」のことなんですね。フランス語の発音なのかな・・・。



テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

OPEN UP AND SAY...Ahh!--Poison

OPEN UP AND SAY...Ahh!--Poison (1988年)

OpenUpAndSayAhh


1.Love on the Rocks
2.Nothin' But a Good Time
3.Back to the Rocking Horse
4.Good Love
5.Tearin' Down the Walls
6.Look But You Can't Touch
7.Fallen Angel
8.Every Rose Has Its Thorn
9.Your Mama Don't Dance
10.Bad to Be Good

前回はキッズロックからパーティーバンドへ走ってしまったTwisted Sistersの紹介でしたが、今回は元祖にして王者(笑)のパーティーバンド、Poisonです。

Poisonといえば「演奏が下手なくせに」とか「ルックスだけ」などと叩かれたバンドですが、彼らの特徴はとにかくノリのよさと親しみやすいメロディーで、まさしくパーティーバンドの面目躍如です。

そしてこのアルバムではついに全米ナンバー1ヒットを出します。全米ナンバー1だからいい曲というわけではありませんが、しかしそれだけ多くの人に支持されたということで、やはりただのルックスだけのバンドではないといえるでしょう。

特に7.Fallen Angelはいい曲だなっと思います。サビのキャッチーさは一度聞くと耳から離れない。

HR/HMというジャンルでくくると、どうしても無理がるバンドですよね。もっと正当に評価されてもいいのでは、と思います。





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MENIKETTI -- Dave MeniKetti

Meniketti -- Dave Meniketti (2002年)

Meniketti


1)Messin’ With Mr. Big
2)No Lies
3)Hard As I Try
4)Tough Luck Avenue
5)I Remember
6)Storm
7)It’s Over
8)All In This Together
9)I Can’t Take It
10)Lay Me Down
11)The Other Side
12)Tell Me (Why I Should Wait)
13)Take My Time
14)Train

またまたお久しぶりのパグジーです。完全復活にはまだまだ遠い日々です。

Y&Tのデイブ・メニケッティが2002年にリリースしたソロ2作目。最近はY&Tとしての活動とデイブの個人名義の活動の両方をしていますが、Y&Tが実質彼のバンドである以上、その音楽性には大きな差異は見られません。強いてあげればソロ名義ではよりブルーズよりのサウンドになる(特にソロ1作目の「On The Blue Side」で顕著)ことですが、この「Meniketti」アルバムではもう少しロックよりのブルーズロックを聞かせてくれます。

オープニングの1)「Messin’ With Mr. Big」からデイブ節炸裂。既にかっこよすぎ。その後も、5)の「I Remember」など、相変わらずの泣きのメロディー、ギターが満載です。あえて難を言えば、やはりブルーズロックなだけに、(特に後半は)スローな曲が多く、Y&Tを期待するとちょっとダルイ感じがすることでしょうか。でもスローな曲でも必ずデイブの奏でるメロディーとヴォーカル、そしてギターが胸にグッと突き刺さってきます。

しかし、なんでこの人はこんなにかっこいいんでしょーかね。



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BAT HEAD SOUP -- Tribute to Ozzy

BAT HEAD SOUP -- Tribute to Ozzy (2000年)

BatHeadSoup


1.Mr. Crowley
2.Over the Mountain
3.Desire
4.Crazy Train
5.Goodbye to Romance
6.Hellraiser
7.Shot in the Dark
8.Children of the Grave
9.Paranoid
10.Suicide Solution
11.I Don't Know

 僕はギターよりもボーカルにひかれることが多く、サミー・ヘイガーやジョー・リン・ターナー、グラハム・ボネット然り。 ヴァンデンバーグにいたっても当初はヴァンデンバーグのギターよりもバート・ヒーリングの歌声のほうが印象深かったものです。そのようなわけで、オジーオズボーンなんですが、HR/HMを聞き始めてからも「歌が下手」「声がきらい」という理由でまったく手をつけずにいました。

 もちろん、オジーの魅力はステージパフォーマンスもあるし、類まれなメロディー・センスにあるわけで、彼の作る、あのキャッチーでどこかで聞いたことになれるような曲群の良さに気づいてからは、後追いで聞きあさりました。

 そんなわけで、このトリビュートアルバム。一時期トリビュートアルバムがたくさん出てきたころがあったのですが、そのころの作品です。オジーの作品というのはオジーの個性が強すぎてカバーするのが難しいと思うのですが、参加しているのが実力者が多く、またカバーも比較的オリジナルに忠実なものが多いので安心して聞けます。 オジーの声でなければ、という人も当然いるかと思いますが、僕などはむしろ「歌そのものでいえばオジーよりもうまい」人たちが歌う「名曲」と考えています。

 選曲はランディーローズ、ジェイク・E・リー、ザック・ワイルド時代からもれなくされています。

1.Mr. Crowley--ボーカルは元ジューダス・プリーストのティム・オーエンス。最初の「Mr. Crowly」の歌いだしの部分が強烈過ぎてちょっといやだったんですが、それ以外はむしろパワフルな歌唱です。いや、この曲のハイライトはボーカルではなく、やはりギターのイングヴェイ・マルムスティーンですね。どこに顔を出そうがとにかく一聴すればすぐわかるっていう。いやぁー、もう何も言いません。ドラムがトミー・アルドリッチっていうのもすごい組み合わせだな。

2.Over the Mountain--ボーカルはマーク・スローター。実はマーク・スローターの高音がきつすぎの歌い方はいつも好きではなかったのですが、このカバーではむしろ少し絞り気味のボーカルでよい感じです。ギターはナイトレンジャーのブラッド・ギルス。ランディーの死後の日本公演では代役をつとめた彼だけに因縁めいたものを感じます。ここでのプレー自体は比較的オリジナルに忠実...とか思っていたら、やはりアームをギュンギュン使わずにはいられないようでした。ドラムはキッスのエリック・シンガー。キーボードは元ウィンガーのポール・テイラー。

3.Desire--オジーの歌をレミー・キルミスターが歌うっていうのも意外な感じですが、彼が歌うとやはりモーターヘッドになってしまう。ギターはリッチー・コーツェン。ベースは裸足のフレットレスベース、トニー・フランクリン。あれ、レニーはベースを弾いてないんですね。

4.Crazy Train--ははは。いや別におかしくないんですが、ボーカルは元ツイステッド・シスターズのディー・スナイダーですか。ディーはシャウトには特徴があるんですが、歌いだすといたって普通になっちゃう。ギターは元ライオン、現ホワイトスネイクのダグ・アルドリッチ。ドラムはジェイソン・ボーナム。この3者のつながりも意外な感じですね。

5.Goodbye to Romance--多分このカバー集の中で一番の「もうけもの」と思える曲。ボーカルのリサ・ローブという女性に関してはまったく知らないのですが、とてもやさしい気持ちになれる歌声がこの切ない曲にぴったりマッチしています。

6.Hellraiser--大好きなジョー・リン・ターナーのボーカルなんですが、ちょっとジョーらしくない感じ。個人的にはジョーにはもっとエモーショナルな歌を歌ってもらいたい。ギターはスティーブ・ルカサーにキーボードが元ウィンガーのポール・テイラー。

7.Shot in the Dark--イングヴェイの元で活躍したジェフ・スコット・ソートが歌うShot in the Dark。イングヴェイの元ではいろいろな意味で冷遇された彼ですが、やはり実力は一級品。というかマジうまい。ギターは元キッスのブルース・キューリック。渋い人選です。さすがキッスでは自分を殺し続けてバンドの一員として貢献してきた彼だけに、ここで聞かれるプレーも基本的には自己主張のない(笑、いやいい意味でですよ。)プレーです。ドラムはパット・トーピー。

8.Children of the Grave--ボーカルのジェフ・マーティンって実はよく知らないのですが。ギターはポール・ギルバート。うーーん、特にコメントなし。

9.Paranoid--うわー、ボーカルがヴィンス・ニールですか。この人のボーカルスタイルが苦手なんですが。抑揚がなくてつかみ所がない。しかしギターがジョージリンチっていうのも。LAメタルコンビですな。ソロでもジョージ節が炸裂しています。ドラムが元デイブ・リー・ロスバンドのグレッグ・ビソネットっていうのもいい味出してます。実力者です。

10.Suicide Solution--この曲のメンバーもあんまりよく知らないです。ボーカルはオジーを意識した歌い方。というか、声質までそっくりなんですが。

11.I Don't Know--今回のカバー集で一番びっくりしたナンバー。最初だれが歌っているかわかりませんでした。ボーカルはナイトレンジャーのジャック・ブレーズ。しかしいつもの軽快なロックを歌うときのジャックの声とは違い、オジーを意識した歌い方でいい味を出しています。よく見てみるとこのバンドはメンバーがすごいな。ギターはウィンガーのレブ・ビーチ。ベースは元ドッケンのジェフ・ピルソン。ドラムの元ラット、ボビー・ブロッツァーはまあ、どうでもいいとして、キーボードは大活躍のポール・テイラー。このメンバーでのステージって見てみたいなぁ。ジャックとジェフでツインボーカルのツインベース(?)
というか、(元歌がいいせいもあるのですが)5. 7.と並んで一オシかもしれない。

この手のトリビュートアルバムはあまり真剣に聞かずにさらっと聞き流すことが多かったのですが、インパクトがある曲も多く、ちょっと得した気分になりました

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IN SANTA'S CLAWS -- Pretty Maids

IN SANTA'S CLAWS--Pretty Maids(1990年)

InSantasClaws


1. In Santa's Claws
2. A Merry Jingle
3. Eye of the Storm (Live)
4. Red, Hot and Heavy (Live)
5. Rock the House (Live)


キター━━━━━(゜∀゜)━━━━━━。

ついにプリティーメイズのアルバムを紹介する日が来ました。管理人が敬愛してやまないバンド、プリティーメイズ。しかも今日はクリスマスクリスマスらしく、彼らのクリスマスアルバムの紹介です。待ちわびた、彼らを紹介する最初のアルバムが「これ」っていうのもなんですが...。

デンマークのメロディアスハードロックバンド「プリティーメイズ」が1990年にリリースしたミニアルバム。

1stのデビューミニアルバムから2ndの「Red, Hot and Heavy」まではメロディアスながらもパワフルな曲と演奏が特徴だったんですが、3rdアルバムの「Future World」あたりからアメリカを意識し始めたポップな曲が出始めます。その後の4thアルバム「Jump the Gun」はポップさとヘビーさを見事に融合させた名作なんですが、その「Jump the Gun」のツアー後にリリースされました。

1. In Santa's Claws 最初聞いたときはこれがプリティーメイズ?って思うくらいアレンジが軽く、・・・・一発で気に入りました。もともと軽い曲が好きなんですよ。歌われている内容も心温まるものです。一部紹介。


We can't fight each other forever
Hey, Solder Step back from your line.
For a moment we all join together
at Christmas time.
(訳、永遠に戦いつづけることなんてできないさ、兵隊さんよ前線から帰ってきな。このクリスマスのためにいっしょに集まろうぜ。)

なかなか日本人には理解しがたいところですが、それだけ西洋人にとってはクリスマスってのは大切なものなんですね。

2. A Merry Jingle  っで、1. で心温まったところでファーストアンドへヴィーの2. A Merry Jingle。元歌は「We wish a merry Christmas」と「Jingle Bell」なんですが、ひたすらこの2曲を早くしたアレンジで歌うって言う、もうある意味笑っちゃう曲です。プリティーメイズってもともとシリアスなロックバンドってイメージがあったんですが、どこかしらコミカルなイメージが付きまとい始めたのはこのあたりからでしょうか。

ただ、このミニアルバム以降、いい意味でも悪い意味でも音楽性を広げていくのがよく分かります。

3. Eye of the Storm (Live) 3rdアルバムからのバラード
4. Red, Hot and Heavy (Live) 2ndアルバムから。彼らの代名詞ですが、私は全然好きじゃない曲。
5. Rock the House (Live) 4thアルバムからの佳曲。

文中でも書いていますが、デビュー時からどちらかといえばスピードとヘビーさに重きが置かれていたのが、これ以降、アコースティックアルバムをはさんでポップな感性も交えながらよりメロディアスな曲作りに変わっていったのではないかと思います。そういう意味では大切な一枚。



巷ではクリスマスの曲が流れて、皆さん楽しいクリスマスをお過ごしでしょうか。私もクリスマスの曲に囲まれていいクリスマスをむかえたいと思います。それでは、

MerryChristmas

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MANIC EDEN(マニック・エデン)

MANIC EDEN (マニック・エデン)(1994年)

ManicEden


1. Can You Feel It
2. When The Hammer Comes Down
3. Ride The Storm
4. Can't Hold It
5. Fire In My Soul
6. Do Angels Die
7. Crossin' The Line
8. Dark Shade Of Grey
9. Pushin' Me
10.Gimme A Shot
11.Keep It Comin'

ヴァンデンバーグ-ホワイトスネイクのエイドリアン・ヴァンデンバーグホワイトスネイク活動休止時の1994年に結成したプロジェクト、Manic Edenのセルフタイトルアルバム。

同じく元ホワイトスネイク組のベースのルディー・サーゾ、ドラムのトミー・アルドリッチに加え、ボーカルに元リトル・シーザーのロン・ヤングを迎えた、ある意味スーパーバンドです。

しかし内容は、そろったメンバーからは想像できないようなブルーズアルバム。後期のホワイトスネイクみたいにきらびやか過ぎず、かといって前回紹介した「Restless Heart」のようにブルージー過ぎず。生音を意識したライブ感溢れるアルバムです。このライブ感がミソで1曲目の「Can You Feel It」からぐいぐい引き込まれていきます。

ボーカルのロン・ヤングは、このアルバムでしか知らないのですが、うまいですね。

つか、このアルバムかっこいいよなぁ。エイドリアンは多分「VANDENBERG」時代から、ずっとこういうのをずっとしたかったんだろうね。このメンバーでもっとアルバムを作ったらと思うと...もったいないなぁ。






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