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硬岩乃讌

これまで○十年間にわたって収集してきたCD/レコードのレビューを、個人的な感想丸出しでしていきます。勢いだけで作ったブログだけに、その勢いがいつまで続くか…。

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PRIDE(プライド)--White Lion(ホワイトライオン/1987年)

PRIDE(プライド)--White Lion(ホワイトライオン/1987年)

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1. Hungry
2. Lonely Nights
3. Don't Give Up
4. Sweet Little Loving
5. Lady of the Valley
6. Wait
7. All You Need Is Rock N Roll
8. Tell Me
9. All Join Our Hands
10. When the Children Cry


アメリカのバンドながらヨーロッパ的な湿り気を含んだサウンドが特徴の「White Lion」が1987年に発表した第2作。一応ジャンル的にはハードロックに分類されるのだろうけど、当時LAメタルブームで出現したバンドとは一線を画した、キャッチ-でメロディアスな曲が満載の名盤です。

このバンドのハイライトはなんといってもギターのヴィト・ブラッタではないでしょうか。当時はエディー・ヴァン・ヘイレンのコピーなどと言われ、実際影響を受けていないかといえば受けているのだろうけど、その頃の、手数が多ければ良しという風潮の中で、叙情たっぷりのプレーはもっと評価されるべき。彼が生み出すフレーズの数々は他の誰とも違う耳のこりの良いものです。(エディーと似ているのはむしろ顔なのではないか(笑))。ソロはもちろん、バッキングでも見事な存在感を示しています。

そんな彼とヴォーカルのマイク・トランプが作り出した曲はメロディーが非常に美しく、この2作目で音楽的にも商業的にもピークを迎えます。彼らが作った全4作のうち、完成度は断然本作が一番上で、実際にチャート的にもアルバムが全米11位、シングルでは「Wait」が全米8位、「When The Children Cry」が3位の大ヒットを記録します。

ただ、その後は本作の呪縛から逃れることができず、失速・消滅していきました。その後、マイク・トランプは「White Lion」の再結成を何度か画策したようですが、ギターのヴィト・ブラッタの不参加、それに伴う名称使用の権利などから「Tramp's White Lion」という名前で活動をしているようです。

ヴォーカルのマイク・トランプはハスキーな声質で「White Lion」のサウンドを作り出す重要な要素の一つになっていますが、いかんせん不安定さは否めず、スタジオならまだしも、ライブでは相当不安定なパフォーマンスになります。またベース、ドラムスも技量的には今一歩で、そういったあたりがこの後の失速の要因にもなっているのかもしれません。ギターのヴィトは「White Lion」解散後は音楽業界から身を引き、音信不通になっていましたが、2007年頃、ニューヨークのラジオ局のインタビューに答え、久しぶりに公の場に姿を現したようです。才能あふれる人物だけに、このまま埋もれてしまわずにまた一線で活躍してほしいものです。

Pure Rock インタビュー

リンクは、懐かしの「Pure Rock」出演時のインタビューです。当時の放送では、このインタビューの後スタジオギグで「Wait」と「Tell Me」を演奏したのですが、両方とも口パクでがっかりしたのを覚えています。この「PRIDE」までは好意的な記事が多かった「BURRN」誌が、これ以降厳しい批評が目立つようになった気がするのですが、考えすぎでしょうかね。






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ODYSSEY (オデッセイ) -- (Yngwie J. Malmsteen's Rising Force/1988年)

ODYSSEY (オデッセイ) -- (Yngwie J. Malmsteen's Rising Force/1988年)

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1. Rising Force
2. Hold On
3. Heaven Tonight
4. Dreaming (Tell Me)
5. Bite The Bullet
6. Riot In The Dungeons
7. Deja Vu
8. Crystal Ball
9. Now Is The Time
10. Faster Than The Speed Of Light
11. Krakatau
12. Memories

1988年のイングヴェイ・マルムスティーンの4作目の作品。ジョー・リン・ターナーがヴォーカルをとったことでも話題になりました。と言う私も、ジョーがボーカルと言うことで購入した口です。

インギーくらい作品ごとの評価が分かれるミュージシャンは珍しいと思うのですが、この作品もインギーのギターを期待するファンからの評価は今一歩のような気がします。しかし、反面、この作品の楽曲のすばらしさ、キャッチーな曲群は評価されるべきものだと思います。

その代表格の"Heaven tonight"なんて、これまでの(というか、この後の作品も含めて)インギーの作品では決して聴かれない作品でしょう。それ以外にも"Rising Force""Deja Vu""Dreaming""Crystal Ball""Now Is The Time"など、ジョーが参加したからこその、耳のこりのいい曲の数々は、やはり「ソウルメイト」だったジョーの功績でしょうか。

この作品はインギーが再起不能かと言われたほどの大事故から復帰してのものだけに、ギターフリークに言わせると「弾けていない」そうなのですが、むしろそれが故に抑え気味になったギターが歌を前面に押すことになりバランスがとれたのかもしれません。

インギーのスタイルとジョーが持ち込んだコマーシャル性が見事に融合した傑作です。



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Vixen (ヴィクセン) --1988年

Vixen (ヴィクセン)--1988年

Vixen_album.jpg

1. Edge Of A Broken Heart
2. I Want You To Rock Me
3. Cryin'
4. American Dream
5. Desperate
6. One Night Alone
7. Hell Raisers
8. Love Made Me
9. Waiting
10. Cruisin'
11. Charmed Life

活動自体は古く、1980年からしていたのですが、HR/HMサウンドがチャートを席巻していた1988年にリリースしたファーストアルバムで一躍有名になったレディースバンド。そのファーストアルバムです。

彼女たち以前にもGirlschoolなどレディーズバンド(ガールズバンド)はあったのですが、彼女らはそういったバンドとは一線を画すサウンドで、メロディアスなハードロック(ファーストはややオーバープロデュース気味ですが)が特徴です。メンバーはギターでバンドを結成したジャン・クエネムンドを中心に、ヴォーカル兼ギターのジャネット・ガードナー、ベースのシェア・ペダーセン、ドラムのロクシー・ペトラッシで構成され、この四人のときにファースト及び次作が録音されています。この時期が人気、話題的には頂点でした。

また、デビュー当時はメンバーがそれぞれ美人ということでも話題になりました。しかし、ルックスだけの色物バンドではなく、それぞれが実力派のメンバーを集めたのも特筆に値することでしょう。ドラムのロキシーは元マダムXのメンバーで、デイヴ・リー・ロス・バンドのメンバー選考で最終選考まで残った実力の持ち主。ベースのシェアは音楽学校でベースのインストラクターをつとめ、後にはコントラバンドにも参加をします。ジャネットはVixen参加以前にはLAの地元紙で女性ヴォーカルのNo,1に選ばれたそうです。

個人的には1.3.6.11.あたりが好みです。(昔はレコードのA面、B面 6.が第2のオープニングナンバーという趣。最近の70分で一枚のCDは冗長に感じることもありますが、レコードの両面というのはコンパクトにまとめられるし、2回のオープニングがあるのでいいなぁ、とあらためて感じました。今のミュージシャンもこういったアイデアを出してくれればいいのに。)

サウンドは当時、女性版ボン・ジョヴィといわれただけあり、80年代の典型的なゴージャスなサウンドで、メロディアスでキャッチーな曲が満載(ややオーバープロデュース気味かもしれませんが)。シングルカットもされヒットした1.や3.などは耳に残る心地よいメロディーを聴かせてくれます。ルックス、話題性だけのバンドではなく、実力も兼ね備えたバンド。私自身はレディースバンドということで色眼鏡で見ていたのですが、侮るなかれ。同じメンバーで作られ、ロック色を増したセカンドも聴いてみたいと思うこの頃です。

全盛期を過ぎた後、何回かの活動休止を経ながらも活動を続けています。最近も再結成を行ったそうで、1988年当時のメンバーからはギターのジャンが残るのみですが、活動を続けアルバムもリリースしています。





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ALL SYSTEMS GO -- Vinnie Vincent Invasion

ALL SYSTEMS GO -- Vinnie Vincent Invasion (1988年)

AllSystemsGo


1.Ashes to Ashes
2.Dirty Rhythm
3.Love Kills
4.Naughty Naughty
5.Burn
6.Star Spangled Banner
7.Let Freedom Rock
8.That Time of Year
9.Heavey Pettin
10.Ecstacy
11.Deeper and Deeper
12.Breakout

元KISSのギタリストVinnie VincentがKISS脱退(解雇)後に結成した自身のバンドVinnie Vincent Invasionのセカンドアルバム。

彼が加入以前のKISSは典型的(?)なシンプルで誰にもわかりやすいロックだったのですが、彼が入ったことで大きくHMサイドへとシフトしていきます。

そんな彼のバンドだけに、ここで聞かれるサウンドもオーソドックスなHR/HMといえるでしょう。というか正直言うとあんまり印象に残る曲がない・・・。

ひとつの理由は、ヴォーカルのMark Slaughterの声が好きじゃないんですね。ああいった、ハイトーンボイスはちょっと苦手なんです。VinnieのギターテクもKISS時代から定評があるものですけどね。

じゃ、なんでこのアルバムを紹介するかというと、一曲出色の出来の曲があるわけで。8.「That Time of Year」です。この時期のHR/HMバンドのアルバムには、たいていヒット狙いのバラードが入っていたものですが、この曲もバラードです。ただ、甘っちょろいだけのバラードではなく、パワーバラードとでも言えばいいでしょうか。本来は苦手なはずのMark Slaughterの声ですが、こういった曲調にはよくマッチします。

下にYou Tubeのリンクを貼っておきます。便利な時代になりましたね。管理人はいまだにVHSテープで所有していますが。

That Time of Year

この一曲のためにアルバムを買う価値あり、と僕は思っています。し、実際買っちゃいました。

ところで、Invasionとしての活動は5年で終了してしまいます。KISS時代はその性格の悪さから解雇をされ、再びKISSに呼ばれたときも、やはりその性格の悪さが変わっていなくあきれられたという逸話の持ち主のVinnie Vincent。今ごろはどこでどんな活動をしてるんでしょうね。



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THE WILDHEARTS -- The Wildhearts

THE WILDHEARTS -- The Wildhearts (2007年)

Wildhearts


1.Rooting For The Bad Guy
2.The Sweetest Song
3.The Revolution Will Be Televised
4.The New Flesh
5.Slaughtered Authors
6.The Hard Way
7.Inner City Overtures
8.Bi-Polar Baby
9.She is All That
10.Destroy All Monster
11.So The Spencers Can Poke Out
12.Oh Bonita

気がついたら4月は結局更新無しで、5月ももうすぐ終わろうとしている管理人、パグジーです。こんにちは。学校の先生は新年度が始まる4月、5月は目が回るくらい忙しいのです。

そんなわけで、久しぶりの更新はいつのまにか再結成されてアルバムーリリースしている英国の愛すべき不良ロック小僧たち、「ワイルドハーツ」の新作です。このブログで扱うアルバムの中ではとても新しいものです。

実はワイルドハーツは何度か紹介しようと思ったのですが、実はすごく紹介しにくい。コアなファンが多く、それぞれに一家言持っている人が多いので、何か書こうものならたいへんなことになりそうだからです。

それで、この新作ですが、前作の「Wildhearts Must Be Destroyed」で聴かれた強烈なリフの連続はなく、どちらかというとやさしいイメージになっています。しかしそこはそれ、「Endkess Nameless」以降のノイジーなサウンドは健在。印象としてはノイジーなサウンドと前期のパンキッシュなサウンドの融合という感じかな。

個人的には初期のサウンドに近いものを感じる4. The New Freshがお気に入りです。流れるように続く歌詞にあいかわらずのメロディー。8.Bi-Polar Babyのサビの部分のキャッチーさも特筆もの。ほんとジンジャーは天才!

ジンジャーは多作な人で彼のプロジェクトも追いきれないくらい多いのですが、しかし根底にあるのはやはり彼が作り出すサウンドの大きな魅力である「卓越したメロディーセンス」で、それがある限りジンジャーであるし、ワイルドハーツである、という点で安心して聴ける作品。



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IV -- Winger

IV -- Winger (2006年)

IV


1. Right Up Ahead
2. Blue Suede Shoes
3. Four Leaf Clover
4. M16
5. Your Great Escape
6. Disappear
7. On A Day Like Today
8. Livin' Just To Die
9. Short Flight To Mexico
10. Generica
11. Can't Take It Back

LAメタル全盛のころにデビューアルバム、セカンドアルバムがプラチナムを獲得するという華々しいデビューを飾ったものの、時代の流れに流され結局は消滅してしまったバンドWinger。そのWingerが再結成され新作を発表しました。それを聴く機会を得たのでレビューを。

系統的には「Pull」やキップのソロの路線を継承しているといえそうで、結論から言うと、「Pull」同様、一聴しただけではわかりにくいアルバムということ。全体を通してヘビーなイメージで貫かれています。しかし聴き込んでいくとヘビーなサウンド、ダークな歌詞の中に隠された良質のメロディーに気付くはず。聞き込むべし。

気になることといえば、最初の2曲であきらめる人が出るかもしれないな、ということ。この2曲も悪くはないのですが、リーディングトラックとしてはちょっと異質かもしれません。例えば3.を1曲目に、5.を2曲目にとするなど、曲順を入れ替えるともっと違った印象を受けるアルバムかもしれません。3.以降の緊張感あふれる曲はよい曲ぞろいです。

ギターのレブ・ビーチは、これまでいろいろなバンドを渡り歩いたけれど、Wingerの中でこそ実力を発揮できる気がします。


LAメタル時のWingerをイメージしてはいけないなと。これは21世紀にアップデートされたWinger。そういった意識で、先入観を捨ててぜひ聴いてほしいアルバム。



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5150 -- Van Halen

5150 -- Van Halen (1986年/20P2-2619)

5150


1.Good Enough
2.Why Can't This Be Love?
3.Get Up
4.Dreams
5.Summer Nights
6.Best of Both Worlds
7.Love Walks In
8.5150
9.Inside

こんなニュースを目にしました。アメリカのロック界の長大物バンド「Van Halen」もデビューしてから25年以上も経ちました。

実は僕自身はDave Lee Roth時代のVan Halenに対して(今でこそ大丈夫になりましたが)非常に抵抗を持っていました。そして、Sammy HagarVan Halen加入前から大ファンで、「幻の日本公演」も期待していました。

というわけで、Sammy HagarVan Halenに加入するというニュースを聞いたときには非常に不安を抱いたものですが...。

その(あえて言いますが)Van "Hagar"のデビューアルバムがこの「5150」。出来はロック史に残る超傑作!!

最初から最後までまったく捨て曲なし。多少キーボードが多すぎるという意見も聞かれますが、そんなことは些細なこと。最近のエディーのプレーは玄人好みの渋めのものが多いのですが、このころはエディー節全開です。

1曲目、Good Enoughの「Hello Baby」のシャウトから始まり、スピード感あふれるGet Up。そして名曲「Dreams」。どこまでも伸びるサミーの高音に、エディーの2回目のソロのフレーズも抜群。エディーのリフが特徴的なSummer Night、Best Of Both World、など聴きどころ満載のアルバムです。

しかしこのアルバムも既に20年以上も前の作品なんですね。

現在、Van Halenは再加入したSammyも再脱退したようで、またDave Lee Rothが再々加入するとか。ベースも「Mr. Jack Daniel」マイケル・アンソニーを解雇して、エディーの息子ウルフギャングが加入したとか。どうも迷走気味ですが、願わくばSammyを含むメンバーでのフルアルバムを聞いてみたいものです。



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THAT THING YOU DO -- The Wonders

相変わらず学園祭モードの管理人です。

前回は「バンド結成のいきさつ」から映画とCDを紹介しましたが、今日はその学園祭バンドが演奏する曲の紹介を。

THAT THING YOU DO -- The Wonders etc.

ThatThingYouDoCD


1. Lovin' You Lots and Lots
2. That Thing You Do!
3. Little Wild One
4. Dance With Me Tonight
5. All My Only Dreams
6. I Need You (That Thing You Do)
7. She Knows It
8. Mr. Downtown
9. Hold My Hand, Hold My Heart
10. Voyage Around the Moon
11. My World Is Over
12. Drive Faster
13. Shrimp Shack
14. Time to Blow
15. That Thing You Do! [Live at the Hollywood Television Showcase]

全然HR/HMではありませんが...。生徒たちはB'zとかミスチルとかしたいようなのですが、なにせそんなのをするほどの技量もないし、なによりも担任がさせない(笑)。

60年代の曲ならシンプルな曲が多いという理由で、担任が敬愛してやまないBeatlesの曲を何曲も紹介したのですが、どうも古くきこえるようで。

そんなところにあたったのが、この「That Thing You Do」。これも映画「That Thing You Do (邦題 すべてをあなたに)」の挿入歌です。

が、これがいいんだ!全ての挿入歌はこの映画のために書き下ろされたもので、しかも何千曲の中から選ばれた曲だそうで、どれもキャッチーな曲ばかりで思わず口ずさむ曲ばかりです。

ThatThingYouDoDVD


映画の内容は、アマチュアバンドのThe Wondersにドラマーの「ガイ」が加入し、一躍スターダムにのし上るのですが、その後崩壊に向かっていく、というものです。
一度ごらんを。

ちなみに学園祭バンドが演奏する曲は「That Thing You Do」と「Little Wild One」です。




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EARTHSHAKER -- Y&T

EARTHSHAKER(アースシェイカー)--Y&T (1981年)

Earthshaker


1. Hungry For Rock
2. Dirty Girl
3. Shake It Loose
4. Squeeze
5. Rescue Me
6. Young & Tough
7. Hurricane
8. Let Me Go
9. Knock You Out
10.I Believe In You

Y&Tのサードアルバム。これ以前はイエスタデー・アンド・トゥデイと名乗っていましたがY&T名義に変わっての初めてのアルバムです。それ以前のアルバムに関してはレビューを書くほど聞き込んでいないので、今回はパスです。

それで、このEarthshakerアルバムですが、まさしく正統派のロック色全開です。オープニングのHungry For Loveは変則的なリズムが絡まる曲なんですが、ドライブ感あふれる仕上がりです。そして名曲の5,Rescue Me、7.Hurricaneをはさんで、最後の胸を締め付けられるような10.I Believe In Youまで、クオリティーの高い曲がずらりとならんでいます。

日本のバンド「アースシェイカー」がこのアルバム名から取られたのは有名な話ですね。




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Down For The Count -- Y&T

DOWN FOR THE COUNT -- Y&T (1985年)

DownForTheCount


1. In The Name Of Rock
2. All American Boy
3. Anytime At All
4. Anything For Money
5. Face Like An Angel
6. Summertime Girls
7. Looks Like Trouble
8. Your Mama Don't Dance
9. Don't Tell Me What To Wear
10.Hands Of Time

さて、Y&Tの登場です。私が敬愛してやまないバンドはいくつもあるのですが、Y&Tもその一つです。

Y&Tサンフランシスコをベースとするベテランバンドで、歴史はかなり長いですが、ヒットがあるかないかという点ではメジャーなバンドではありません。しかし、デビューから頑なに「ハードロック」を演奏し続ける姿勢、そしてそのクオリティーはもっと認められるべきだと思うバンドです。

中心メンバーはリードギターでリードボーカルの「デイブメニケッティ」とベースの「フィル・モア」ですが、とにかくデイブY&Tといっても過言ではないでしょう。

デイブは一時、メンバーを探していた「ホワイトスネイク」の「デビッド・カヴァデール」にホワイトスネイクに加入するよう誘われたらしいですが、結局彼は自分のキャリアを優先したいために断りをいれます。その後、ホワイトスネークは大ブレークして世界的なバンドになっていきますが、もしあの時断らずにメンバーになっていたらデイブのミュージシャンとしてのキャリアはどうなっていたか。その後に加入した「ヴィヴィアン・キャンベル」や「スティーブ・ヴァイ」よりも断然ホワイトスネークのサウンドに似つかわしいミュージシャンだと思いますが、歌えてギターも弾けるデーブがホワイトスネイクでいつまで続くか?という気もします。

話がそれましたが、サウンドはいかにも、という様式美。Y&Tは僕にとってはとても大切にしたいバンドなのですが、微妙に複雑な気持ちも持っています。前置きが長くなりましたが、本日のレビュー「Down For The Count」です。

Y&Tを少しでも知っていらっしゃる方なら、「なんでこのアルバムを」と思われることかと思います。そうなんです。このアルバムは「コアなファン」が多いY&Tのファンの中でも評判が悪いアルバムなのです。

理由はただ一つ、「ポップすぎる」。Y&Tは前述したように「様式美」と「泣き」のメロディーで多くの日本のファンを獲得してきました。ところが、本国アメリカではなかなか「サンフランシスコのローカルバンド」のポジションを脱することができません。そんな中、80年代半ばのMTV旋風が吹き荒れます。前作の「In Rock We Trust」からその傾向はあったのですが、この「Down For The Count」では大きくその流れに乗ろうとしてしまいます(それがレーベルの意思で、自分たちの意思には反するとはいえ)。

特に「All American Boy」のビデオクリップでメンバーの演技は古くからのY&Tファンの不評をかうことになってしまいます。

でもですね、でも、純粋にポップロックアルバムとして聴けば、ひじょうに出来がいいアルバムなんですよ。たしかに、他のアルバムの曲と並べると違和感はあるのですが、確かにY&Tらしくはないですが。Y&Tのアルバムではなく、「単にアルバム」として聴けば、上質なポップロックアルバムです。

実は、僕が初めて耳にしたY&Tのアルバムがこの「DOWN FOR THE COUNT」で、そこからすっかりお気に入りになったのですが、逆に僕などは様式美バリバリの他のアルバムのほうが当初は違和感があったくらい。

そんな中でも1.や10.は古くからのファンも納得させられるクオリティーだと思うし、名曲「Summer Time Girls」を含むこのアルバムはもっと評価されてもいいと思うし、それだけに不幸なアルバムだと感じてしまいます。



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