硬岩乃讌

これまで○十年間にわたって収集してきたCD/レコードのレビューを、個人的な感想丸出しでしていきます。勢いだけで作ったブログだけに、その勢いがいつまで続くか…。

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IV -- Winger

IV -- Winger (2006年)

IV


1. Right Up Ahead
2. Blue Suede Shoes
3. Four Leaf Clover
4. M16
5. Your Great Escape
6. Disappear
7. On A Day Like Today
8. Livin' Just To Die
9. Short Flight To Mexico
10. Generica
11. Can't Take It Back

LAメタル全盛のころにデビューアルバム、セカンドアルバムがプラチナムを獲得するという華々しいデビューを飾ったものの、時代の流れに流され結局は消滅してしまったバンドWinger。そのWingerが再結成され新作を発表しました。それを聴く機会を得たのでレビューを。

系統的には「Pull」やキップのソロの路線を継承しているといえそうで、結論から言うと、「Pull」同様、一聴しただけではわかりにくいアルバムということ。全体を通してヘビーなイメージで貫かれています。しかし聴き込んでいくとヘビーなサウンド、ダークな歌詞の中に隠された良質のメロディーに気付くはず。聞き込むべし。

気になることといえば、最初の2曲であきらめる人が出るかもしれないな、ということ。この2曲も悪くはないのですが、リーディングトラックとしてはちょっと異質かもしれません。例えば3.を1曲目に、5.を2曲目にとするなど、曲順を入れ替えるともっと違った印象を受けるアルバムかもしれません。3.以降の緊張感あふれる曲はよい曲ぞろいです。

ギターのレブ・ビーチは、これまでいろいろなバンドを渡り歩いたけれど、Wingerの中でこそ実力を発揮できる気がします。


LAメタル時のWingerをイメージしてはいけないなと。これは21世紀にアップデートされたWinger。そういった意識で、先入観を捨ててぜひ聴いてほしいアルバム。



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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

BAT HEAD SOUP -- Tribute to Ozzy

BAT HEAD SOUP -- Tribute to Ozzy (2000年)

BatHeadSoup


1.Mr. Crowley
2.Over the Mountain
3.Desire
4.Crazy Train
5.Goodbye to Romance
6.Hellraiser
7.Shot in the Dark
8.Children of the Grave
9.Paranoid
10.Suicide Solution
11.I Don't Know

 僕はギターよりもボーカルにひかれることが多く、サミー・ヘイガーやジョー・リン・ターナー、グラハム・ボネット然り。 ヴァンデンバーグにいたっても当初はヴァンデンバーグのギターよりもバート・ヒーリングの歌声のほうが印象深かったものです。そのようなわけで、オジーオズボーンなんですが、HR/HMを聞き始めてからも「歌が下手」「声がきらい」という理由でまったく手をつけずにいました。

 もちろん、オジーの魅力はステージパフォーマンスもあるし、類まれなメロディー・センスにあるわけで、彼の作る、あのキャッチーでどこかで聞いたことになれるような曲群の良さに気づいてからは、後追いで聞きあさりました。

 そんなわけで、このトリビュートアルバム。一時期トリビュートアルバムがたくさん出てきたころがあったのですが、そのころの作品です。オジーの作品というのはオジーの個性が強すぎてカバーするのが難しいと思うのですが、参加しているのが実力者が多く、またカバーも比較的オリジナルに忠実なものが多いので安心して聞けます。 オジーの声でなければ、という人も当然いるかと思いますが、僕などはむしろ「歌そのものでいえばオジーよりもうまい」人たちが歌う「名曲」と考えています。

 選曲はランディーローズ、ジェイク・E・リー、ザック・ワイルド時代からもれなくされています。

1.Mr. Crowley--ボーカルは元ジューダス・プリーストのティム・オーエンス。最初の「Mr. Crowly」の歌いだしの部分が強烈過ぎてちょっといやだったんですが、それ以外はむしろパワフルな歌唱です。いや、この曲のハイライトはボーカルではなく、やはりギターのイングヴェイ・マルムスティーンですね。どこに顔を出そうがとにかく一聴すればすぐわかるっていう。いやぁー、もう何も言いません。ドラムがトミー・アルドリッチっていうのもすごい組み合わせだな。

2.Over the Mountain--ボーカルはマーク・スローター。実はマーク・スローターの高音がきつすぎの歌い方はいつも好きではなかったのですが、このカバーではむしろ少し絞り気味のボーカルでよい感じです。ギターはナイトレンジャーのブラッド・ギルス。ランディーの死後の日本公演では代役をつとめた彼だけに因縁めいたものを感じます。ここでのプレー自体は比較的オリジナルに忠実...とか思っていたら、やはりアームをギュンギュン使わずにはいられないようでした。ドラムはキッスのエリック・シンガー。キーボードは元ウィンガーのポール・テイラー。

3.Desire--オジーの歌をレミー・キルミスターが歌うっていうのも意外な感じですが、彼が歌うとやはりモーターヘッドになってしまう。ギターはリッチー・コーツェン。ベースは裸足のフレットレスベース、トニー・フランクリン。あれ、レニーはベースを弾いてないんですね。

4.Crazy Train--ははは。いや別におかしくないんですが、ボーカルは元ツイステッド・シスターズのディー・スナイダーですか。ディーはシャウトには特徴があるんですが、歌いだすといたって普通になっちゃう。ギターは元ライオン、現ホワイトスネイクのダグ・アルドリッチ。ドラムはジェイソン・ボーナム。この3者のつながりも意外な感じですね。

5.Goodbye to Romance--多分このカバー集の中で一番の「もうけもの」と思える曲。ボーカルのリサ・ローブという女性に関してはまったく知らないのですが、とてもやさしい気持ちになれる歌声がこの切ない曲にぴったりマッチしています。

6.Hellraiser--大好きなジョー・リン・ターナーのボーカルなんですが、ちょっとジョーらしくない感じ。個人的にはジョーにはもっとエモーショナルな歌を歌ってもらいたい。ギターはスティーブ・ルカサーにキーボードが元ウィンガーのポール・テイラー。

7.Shot in the Dark--イングヴェイの元で活躍したジェフ・スコット・ソートが歌うShot in the Dark。イングヴェイの元ではいろいろな意味で冷遇された彼ですが、やはり実力は一級品。というかマジうまい。ギターは元キッスのブルース・キューリック。渋い人選です。さすがキッスでは自分を殺し続けてバンドの一員として貢献してきた彼だけに、ここで聞かれるプレーも基本的には自己主張のない(笑、いやいい意味でですよ。)プレーです。ドラムはパット・トーピー。

8.Children of the Grave--ボーカルのジェフ・マーティンって実はよく知らないのですが。ギターはポール・ギルバート。うーーん、特にコメントなし。

9.Paranoid--うわー、ボーカルがヴィンス・ニールですか。この人のボーカルスタイルが苦手なんですが。抑揚がなくてつかみ所がない。しかしギターがジョージリンチっていうのも。LAメタルコンビですな。ソロでもジョージ節が炸裂しています。ドラムが元デイブ・リー・ロスバンドのグレッグ・ビソネットっていうのもいい味出してます。実力者です。

10.Suicide Solution--この曲のメンバーもあんまりよく知らないです。ボーカルはオジーを意識した歌い方。というか、声質までそっくりなんですが。

11.I Don't Know--今回のカバー集で一番びっくりしたナンバー。最初だれが歌っているかわかりませんでした。ボーカルはナイトレンジャーのジャック・ブレーズ。しかしいつもの軽快なロックを歌うときのジャックの声とは違い、オジーを意識した歌い方でいい味を出しています。よく見てみるとこのバンドはメンバーがすごいな。ギターはウィンガーのレブ・ビーチ。ベースは元ドッケンのジェフ・ピルソン。ドラムの元ラット、ボビー・ブロッツァーはまあ、どうでもいいとして、キーボードは大活躍のポール・テイラー。このメンバーでのステージって見てみたいなぁ。ジャックとジェフでツインボーカルのツインベース(?)
というか、(元歌がいいせいもあるのですが)5. 7.と並んで一オシかもしれない。

この手のトリビュートアルバムはあまり真剣に聞かずにさらっと聞き流すことが多かったのですが、インパクトがある曲も多く、ちょっと得した気分になりました

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