硬岩乃讌

これまで○十年間にわたって収集してきたCD/レコードのレビューを、個人的な感想丸出しでしていきます。勢いだけで作ったブログだけに、その勢いがいつまで続くか…。

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STAIRWAY TO HEAVEN/HIGHWAY TO HELL-- Make a Difference Foundation (1989年)

STAIRWAY TO HEAVEN/HIGHWAY TO HELL (1989年)

makeadifferce.jpg

1. My Generation : Gorky Park (The Who)
2. Holidays In The Sun : Skid Row (The Sex Pistols)
3. I Can't Explain : Scorpions (The Who)
4. Purple Haze : Ozzy Osbourne (Jimi Hendrix)
5. Teaser : Motley Crue (Tommy Bolin)
6. The Boys Are Back in Town : Bon Jovi (Thin Lizzy)
7. Move Over : Cinderella (Janis Joplin)
8. Moby Dick : Drum Madness (Led Zeppelin)
9. Hound Dog (Live): (Big Mama Thorton)
10. Long Tall Sally/Blue Suede Shoes (Live) : (Carl Perkins)
11. Rock & Roll (Live) : (Led Zeppelin)

曲名の後はバンド名、(   )内は原曲のミュージシャンです。

1989年にMake A Difference Foundationというドラッグ・アルコールに対するチャリティー期間の運動の一環として作成されたアルバム。ドラッグ・アルコールに関するチャリティーなので曲もアルコールやドラッグで亡くなったミュージシャンたちの曲のカバーとなっています。詳しくはリストをご覧ください。

また、それに伴い、ロシアでもアルバムに参加したバンドが中心になりライブが行われました。

収録されている曲は当時はこのアルバムでしか聞けない貴重な曲ばかりだったのですが、今となっては様々なアルバムに収録されているのでおなじみの曲もあるかもしれませんね。

2.はSkid Rowらしいパワーあふれる仕上がり。リンク先のライブでもパワー全開ですな。

3.は、バッチリScorpionsのサウンドになってしまっています。個人的にはこのアルバム全体でも一番の出来かも。

4.はOzzyだけに、どんな歌を歌おうとOzzyになってしまいますね。数多くのPurple Hazeのカヴァーを聴いてきましたが、やはりJimiの原曲が一番ですかね。

そしてたぶん今作品の一番の目玉になるべき6. The Boys Are Back in Town は可もなく不可もなくといったところ。むしろScorpionsやCinderella、Gorky Parkにくわれている感じです。

7.はジョニス・ジョプリンを敬愛するトム・キーファーだけに、これもぴったりはまっています。

そして9.10.11.はライブ。この中でも特筆すべきはやはりScorpionsのクラウス・マイネのうまさ。とにかく独特のヴィブラートのかけ方と共に、高音の伸びがすごい。悪いが、彼と比べたらJon Bon Joviは純粋な歌唱という点(フロントマンという意味ではなく)では見劣りがするのは否めません。

私自身は6.期待して購入しただけに、当初はがっかり感があった(それでもいい出来ですけどね)のですが、聴き直してみると、それぞれのミュージシャンの個性が良く出ていて、おもしろい作品です。

リンクにはカヴァーバージョンと原曲、それぞれが貼られていますが、聴き比べてみるとやはり原曲の良さを改めて感じますね。

ライブの参加メンバーなどいろいろ問題があったようですが(資料が手元になく、記憶もあやふやですが)これだけのメンバーが一堂に会したアルバム。歴史的な意義も含めて聴いておきたい作品ですね。






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Micheal Jackson -- Thriller (スリラー)

Micheal Jackson -- Thriller (スリラー)

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NARKISSOS(ナルキッソス)--SADISTIC MIKA BAND (サディスティック・ミカ・バンド/2006年)

NARKISSOS(ナルキッソス)--SADISTIC MIKA BAND (サディスティック・ミカ・バンド/2006年)

NARKISSOS.jpg

1. 私はBig-Bang, Bang
2. Sadistic Twist
3. in deep hurt
4. Last Season
5. King fall
6. Sockernos
7. Tumbleweed
8. Jekyll
9. Low Life and High Heels
10. NARKISSOS
11. タイムマシンにおねがい-2006 Version(Bonus track)


そういえば、加藤和彦さんも亡くなったんですね・・・。

何度目かの、そして最後の再結成となってしまったサディスティク・ミカ・バンドの2006年のアルバム。木村カエラをメンバーに加えて作成されたアルバムですね。

聴いてみると、まず木村カエラの歌のうまさを感じるのですが、もともとのサディスティックミカバンドは初代ボーカリストの福井ミカのヘタウマ(?)ボーカルが魅力の一つだったわけですが、それに対して木村カエラはうますぎ、というかがんばりすぎかなとか感じるわけです。まわりのおじさんたちは、自分たちのペースでいい気持ちでがんばっているのに、ボーカルだけがんばってる感があったりする。ところが、(木村カエラが歌っているのは1.と11.だけ)木村カエラ以外のボーカルの曲を聴くと、なにかとらえどころのない曲になってしまうのが残念。余裕がありすぎというか、遊びすぎというか。結局彼女のうまさがうまくマッチしたんだな、と感じます。

とはいえ、周りのおじさんたちがいいかげんかというと、もちろんそうではなく、ギターの高中師匠はもちろんのことですが、加藤和彦のリズムギターもほんとに簡単にリズムを刻んでいるだけなのに恐ろしくドライブ感がある(あんなシンプルなリフであんな風にノリが出せるのがすごい)。それにもまして、ドラムの高橋幸宏のドラミングがものすごいタイトで演奏を思い切り引き締めている。さりげない演奏でこれだけうまくできるのがこのバンドの凄みですね。

やはり、1.と11.に気持ちがいってしまうのですが、それだけでも十分価値があると思います。

それにしても、11.のビデオの高中師匠がどうしてもバカボンのパパに見える・・・。







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邦題

前回のエントリーを書きながら、「そういえば昔ってたいてい邦題がついてたよな」とか思いました。そういえば、昔の洋楽って、多くが邦題がつけられていましたよね。絶妙な邦題のものもあれば、中には「オイオイ」っていうものまで、ありました。だって、「This Boy」の「こいつ」なんて、確かに言葉の意味としてはそうだけど、もう少し何とかならんのか、という感じですから。でも今から見れば笑ってしまうような邦題でも、当時のミュージシャンをよく現すものだったり、イメージ戦略的なものだったり、実はよく考えられたもの(だと思いたい)なのです。

最近は英語が日本語の中にも浸透してきたこともあり、原題をそのまま使うケースが増え邦題は廃れつつあるのかな、という印象を持っているのですが、それはそれで寂しいものがあります。今回は、気になる邦題を思いつくままにあげてみようと思います。

あっ、あまりにもぶっ飛びすぎているフランク・ザッパさんは今回は省略させていただきます。

オジー・オズボーン
Shot In The Dark:「暗闇にドッキリ」・・・確かに意味としてはわかるんですが、「ドッキリ」とかいわれると、赤いヘルメットをかぶった野呂圭介が出てきそうなタイトルです。
The Ultimate Sin:「罪と罰」・・・罪(Sin)はわかるとして罰はないんです。いつのまにやら高尚な文学作品になってしまいました。

トリート(マイナーですが、スウェーデンのバンド) 
Hidin':「闇夜にハイデン」・・・原題の「Hidin'」は発音するとハイディンぐらいの発音でしょうか。それをハイデンとやってしまうセンスには脱帽。
No Room For Stranger:「負け犬の街」・・・よそ者には辛い土地でも、負け犬ではないですね。

デイビッド・リー・ロス
Just Like Paradise:「まるっきりパラダイス」・・・そのままですが、「まるっきり」っていう語感が・・・。

シンディー・ローパー
Girls Just Want To Have Fun:「ハイスクールはダンステリア」・・・有名どころですね。本人も邦題のあまりのかけ離れ具合にクレームを付けて、現在は原題のカタカナ表記に変わったとか。でもボクにはまだダンステリアの方が馴染みがありますもんね。

ビリー・ジョエル
You May Be Right:「ガラスのニューヨーク」・・・これ絶対にイントロのガラスが割れる音だけでつけたな。(アルバムタイトルが「Grass Houses」でしたからね。)

ボン・ジョヴィ
You Give Love a Bad Name:「禁じられた愛」・・・これ難しいんですよね。「give ○○ a bad name」 っていうのは決まり文句で、○○に対して敬意、畏怖をなくすという意味なんです。nameっていうのを「名前」って考えてしまうとあれっ、という感じで、よくがっかりな邦題に挙げられますが、実はなかなか良い邦題だったりします。

エアロスミス(初期のエアロスミスの邦題は傑作揃い)
Walk This Way:「お説教」・・・この道を歩け!!(笑)いや、「こうしろ、ああしろ」っていう歌詞だから内容的には正解なんですよね。
Sweet Emotion:「やりたい気持ち」・・・「甘い感情」ですからわかりますが、あまりにも・・・。
Same Old Song And Dance:「エアロスミス離陸のテーマ」・・・さっぱりわかりません。
Train Kept a Rollin':「ブギウギ列車夜行便」・・・名曲が笠置シヅ子さんになってしまいました。

ポール・マッカートニー(彼も結構多いのですが、今回は1曲)
No More Lonley Night:「ひとりぼっちのロンリーナイト」・・・えっ、なんでと思われるかもしれませんが、「ロンリー」はひとりぼっちという意味だからひとりぼっちはいらないでしょう。「ひとりぼっちのひとりぼっちな夜」

ポイズン
Talk Dirty To Me:「私にもっと汚い言葉を吐いて」・・・ははは、これも言っている意味はあってるんですが、もう少しいい言い回しはないものですかね。

サミー・ヘイガー
I Can't Drive 55:「非情のハイウェイ55号」・・・これがいつも一番気になる邦題。歌詞の対訳でも多くの場合が「55号線」と訳しているんですが、違うんです。アメリカは15年ほど前までは法定制限速度が55マイル(95キロくらい)だったんです(高速道路も)。だからサミーは「55マイルじゃ遅すぎて走ってられねーゼ」ってシャウトしてるんです。なんですか、ルート55は工事中なんですか(笑)。

アリス・クーパー
Elected:「アリスは大統領」・・・笑うしかありません。確かにElectedっていうのは選ばれるという意味ですが、大統領だったんですか。
Under My Wheels:「俺の回転花火」・・・Under My Wheelsって、HANOI ROCKSの曲でもあったんですが、特別な言い回しなんですかね。

ブラックサバス
Who Are You:「お前は誰だ」・・・ってそのまま。

リンゴ・スター
It Don't Come Easy:「明日への願い」・・・これなんか邦題の方がかっこいい例ですよね。(英語の原訳は「簡単じゃないぜ」みたいな)

チープトリック
I want You To Want Me:「甘い罠」・・・ははは、いくら邦題がつけにくいからって、グループ名を邦題につけてどうする。(原題の意味は「あなたに私を欲してほしい」という感じですかね。)

ザ・フー
Now I'm a Farmer:「俺は百姓」・・・いや、正しいんです。むしろ曲を聴いてみたい。(すみません、未聴なんです。)

エルビス・コステロ
The World and His Wife:「コステロ音頭」・・・これって出だしが音頭っぽいからだけでしょ。

ビートルズ
We can work it out:「恋を抱きしめよう」・・・「Work It Out」っていうのは「なんとかする」とか「都合を付ける」っていう意味なんです。だから二人でなんとかしようよ、っていう歌なんですが、なんで「恋を抱きしめよう」なのか。でもこれも邦題の方がいい例ですかね。


シングルに比べてアルバムは原題から離れてバンドのイメージを定着させるために一役買っているケースが多く、その最たるものがKISSの地獄シリーズでしょうね。原題とは全く違う邦題がずらりと並びますが、その中で秀逸だったのが

KISS MTV UNPLUGGED LIVE:「停電(地獄の再会)」・・・アンプラグドとリユニオンをうまくかけた秀逸な邦題です。


ネタが集まったらまたやってみようかと思います。

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I Want to Hold Your Hand (抱きしめたい) -- The Beatles (ビートルズ)

I Want to Hold Your Hand (抱きしめたい) -- The Beatles (ビートルズ)

だきしめたい

1. I Want to Hold Your Hand (抱きしめたい)
2. This Boy (こいつ)

気がつけば、今回が100回目のエントリーになりました。ですので、ちょっとした記念として今回は私が初めて自分で買ったレコードの紹介を。

私が初めて自分で購入したレコードは上記のビートルズのシングルでした。曲自体は誰もがおなじみかとは思うのですが。

購入したのは今から30年以上も前。子供の頃通っていた幼稚園の同系列の女子短大の学園祭に遊びに行ったとき(小学3年生くらいかな?)に、中古レコードとして売られていたものでした。こちらにも書いたように、その当時は既にビートルズにハマりまくっていたので、このレコードを手に取ることは全く不思議ではなかったんですが、でも、結局このシングルを買ったはいいんだけど、ほとんど聴いた記憶がなかったりします。なぜかというと、2曲ともアニキが持っていたLPにすでに入っている曲だったから。じゃあ、なぜこのレコードを買ったかというと、女子大生のお姉さんに「わぁ、ボク、ビートルズのレコードを買うなんてすごいね。」って言ってもらいたかったんでしょうね、きっと。やっぱりいやなガキだったな。


現在はどこにいったかも不明で、写真も他サイト様からいただいたものです。今でも持っていたらそれはそれで貴重だったかも。

(追記)

100エントリーとはいっても途中にはアルバム紹介以外のものもあるので100枚紹介をしたわけではないのですが。(今回のを含めて82枚目でした。)しかも2006年の開始ですから足かけ4年で100エントリー。ということは1年で25エントリー? なんという遅筆。これからも長期の休みをしながらの更新になるかともいますが、気長にお付き合いいただければと思います。







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Vixen (ヴィクセン) --1988年

Vixen (ヴィクセン)--1988年

Vixen_album.jpg

1. Edge Of A Broken Heart
2. I Want You To Rock Me
3. Cryin'
4. American Dream
5. Desperate
6. One Night Alone
7. Hell Raisers
8. Love Made Me
9. Waiting
10. Cruisin'
11. Charmed Life

活動自体は古く、1980年からしていたのですが、HR/HMサウンドがチャートを席巻していた1988年にリリースしたファーストアルバムで一躍有名になったレディースバンド。そのファーストアルバムです。

彼女たち以前にもGirlschoolなどレディーズバンド(ガールズバンド)はあったのですが、彼女らはそういったバンドとは一線を画すサウンドで、メロディアスなハードロック(ファーストはややオーバープロデュース気味ですが)が特徴です。メンバーはギターでバンドを結成したジャン・クエネムンドを中心に、ヴォーカル兼ギターのジャネット・ガードナー、ベースのシェア・ペダーセン、ドラムのロクシー・ペトラッシで構成され、この四人のときにファースト及び次作が録音されています。この時期が人気、話題的には頂点でした。

また、デビュー当時はメンバーがそれぞれ美人ということでも話題になりました。しかし、ルックスだけの色物バンドではなく、それぞれが実力派のメンバーを集めたのも特筆に値することでしょう。ドラムのロキシーは元マダムXのメンバーで、デイヴ・リー・ロス・バンドのメンバー選考で最終選考まで残った実力の持ち主。ベースのシェアは音楽学校でベースのインストラクターをつとめ、後にはコントラバンドにも参加をします。ジャネットはVixen参加以前にはLAの地元紙で女性ヴォーカルのNo,1に選ばれたそうです。

個人的には1.3.6.11.あたりが好みです。(昔はレコードのA面、B面 6.が第2のオープニングナンバーという趣。最近の70分で一枚のCDは冗長に感じることもありますが、レコードの両面というのはコンパクトにまとめられるし、2回のオープニングがあるのでいいなぁ、とあらためて感じました。今のミュージシャンもこういったアイデアを出してくれればいいのに。)

サウンドは当時、女性版ボン・ジョヴィといわれただけあり、80年代の典型的なゴージャスなサウンドで、メロディアスでキャッチーな曲が満載(ややオーバープロデュース気味かもしれませんが)。シングルカットもされヒットした1.や3.などは耳に残る心地よいメロディーを聴かせてくれます。ルックス、話題性だけのバンドではなく、実力も兼ね備えたバンド。私自身はレディースバンドということで色眼鏡で見ていたのですが、侮るなかれ。同じメンバーで作られ、ロック色を増したセカンドも聴いてみたいと思うこの頃です。

全盛期を過ぎた後、何回かの活動休止を経ながらも活動を続けています。最近も再結成を行ったそうで、1988年当時のメンバーからはギターのジャンが残るのみですが、活動を続けアルバムもリリースしています。





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街でみかけたもの--きんくま

ここロサンゼルスの近くにある「リトルサイゴン」という街にあった中国系のスーパーで見つけたものです。

きんくま


きんくまです。コアラのマーチのバッタもん。英語名が「Golden Bear」で日本名が「きんくま」って、そのままです。

というか、クマなのかコアラなのか…。

味は…、微妙でした。

音楽に全然関係ないのですが…。

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The Final Countdown (LIVE) (2005年くらい)

THE FINAL COUNTDOWN (ファイナル・カウントダウン)--2005年くらい

みなさんご存じの名曲のライブです。

Final Countdown

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Hear'n Aid (ヒア・アンド・エイド/1985)

Hear'n Aid (ヒア・アンド・エイド/1985)

Stars.jpg

1.Stars (Hear'n Aid)
2.Up tO The Limit (Live)(Accept)
3.On The Road (Motorhead)
4.Distant Early Warning (Rush)
5.Heaven's on Fire (Live)(KISS)
6.Can You See Me (Jimi Hendrix)
7.Hungry For Heaven (Live)(DIO)
8.Go For The Throat (Y&T)
9.The Zoo (Live)(Scorpions)

飢餓に苦しむ人々を救うためにイギリスのミュージシャンが集まった「Band Aid」に始まり、アメリカの「USA for Africa」とチャリティー企画が続いた頃に、そのヘビーメタル版として企画されたのがこの「Hear'n Aid」の「Stars」。DIOに所属していたヴィヴィアン・キャンベルとジミー・ベインのアイデアをロニーが実現させたものです。しかしこれだけのメンバーを集められるのもやはりロニーの力ということでしょうか。

その豪華なメンバーが集まって演奏されたのが1.「Stars」です。参加メンバーなどはいろんなサイトを参考にしていただくとして、今見ればよくこれだけのメンバーが集まったな、という感じで、HR/HM界の実力派ぞろいです。(ここからは全くの私見なんですが、実力派というのが微妙で、例えば実力もあるけど一般的な人気もあるバンドが意外と参加していないんですよね。例えばKISSとかAerosmithとか、Van Halenとか。彼らをHR/HMに含むかどうかというと意見が分かれるところかもしれませんが、少なくともKISSは曲を提供している。しかもジーンがインタビューで「Hear'n Aid」に言及したことがあり、KISSは「Stars」には依頼されなかったことを明かしていました。そして「彼らにとっては何をするかよりも、誰がするかのほうが大事なんだろう。」という批判的な発言をしていることから、何か政治的な力がかかったんだろうな、という印象は持ちました。)

前置きが長くなりましたが、改めて聞き直してみて、これだけ個性派がそろうと、大勢いてもすぐ誰かというのがわかっておもしろいものです。まずヴォーカルではこぶしをきかせまくっているロニー・ジャームス・ディオは言わずもがなのですが、やはりY&Tのデイブ・メニケッティです。他の誰にも負けないパワフルさでありながら情感たっぷりなヴォーカルを聴かせてくれます。ただただかっこいい。ラフ・カットのポール・ショティノもいい味を出しているし、クイーンズライクのジェフ・テイトの発声は人間とは思えないパワーを感じます。そんな超人的なボーカリストの中でやはりドン・ドッケンは非力に感じてしまうというのは酷でしょうか(いや、うまいとは思うのですよ。)

そしてギター。これまもう好きかってやってくれています。まず、音を聴いただけですぐに分かるのが、インギー様、ナイトレンジャーのブラッドギルス(アームを使いまくりですからね)と当時ドッケンのジョージ・リンチ。彼のソロはとにかく「鋭い」。こうやって他のギターと比べてみると明らかです。っが、そんな中で圧巻がジャーニーのニール・ショーン。もちろん彼が有数のギタリストだと言うことは周知の事実なんですが自由にひくとこれほどすさまじいとは初めて知ったものでした。ちなみにこの時のニールのプレイを見てジョージもインギー様もぶっ飛んでいたそうです。あと、地味なんですがブルー・オイスター・カルトのドナルド・”バック・ダーマ”・ローザーがいい味を出しています。

とまあ、ついついミュージシャンの力量に気持ちが行ってしまうのですが、曲そのものもHR/HMらしい曲だと言えます。

アルバム全体としてはHR/HMの有名どころのライブ音源などを収録しているのである意味貴重と言えるかもしれませんが、それよりもこれだけのメンバーが集まったリーディングトラックの「Stars」。記録的な価値としてでももっていて損はないと思います。





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UNMASKED (仮面の正体)--KISS(キッス/1980)

UNMASKED (仮面の正体)--KISS(キッス/1980)

Unmasked.jpg

1. Is That You?
2. Shandi
3. Talk To Me
4. Naked City
5. What Makes The World Go 'Round
6. Tomorrow
7. Two Side Of The Coin
8. She's So European
9. Easy As It Seems
10. Torpedo Girl
11. You're All that I Want

(上のビデオでは既にピーター・クリスに代わってエリック・カーがドラムですね。3.でエースが弾いている3ピックアップのレスポール。あれ、エースのトレードマークなんですが、あれがほんとにかっこよくて、学生時代はあれのコピーモデルを使っていました。)

久しぶりにKISS熱に火がついてしまったようなので、今回もKISSのレビューにおつきあいください。

今回は、1980年に発表されたUNMASKED(仮面の正体)。前回のエントリーの区分で言うと、迷走期ですね。前作「DYNASTY」でディスコサウンドブームに乗った形で「I Was Made For Loving You」を大ヒットさせた(個人的には全然好きではない曲で、どうしてライブでもいつも演奏するのか???なんですが。)彼らがさらに一般受けを狙ったのか、思いっきりポップな甘いアルバムを作ってしまいました。それがこのUNMASKEDです。邦題には仮面の正体なんていう思わせぶりなタイトルがついているせいもあって、メイクを取るのか、なんていう噂も流れ、また「Shandi」のビデオクリップも思わせぶりな内容でしたが。

さておき、このアルバム問題作(駄作?)扱いされてますが、いいんですわ。というか、大好き。ちょうど低迷期に入った時期で、批判されやすい時期だったせいもあるのでしょうが、再評価されるべきアルバムだと思います。

これをおいては語れない超名曲の2.「Shandi」をはじめ、6.「Tomorrow」、5.「What Makes The World Go 'Round」、8.「She's So Europen」などの名曲群、そしてこのアルバムではエースががんばっている。3. 「Talk To Me」、7. 「Two Side Of The Coin」、10. 「Torpedo Girl」で、頼りなげな(?)エース節を聴かせてくれます。

確かにサウンドの面での弱さ(メタル一筋さんにはちょっとポップすぎ)はありますが、アルバムトータルでとらえれば文句なく名作と言えるでしょう。

shandi

こちらはKISS Symphonyバージョン。


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CREATURE OF THE NIGHT (暗黒の神話) -- KISS (キッス)

CREATURE OF THE NIGHT (暗黒の神話) -- KISS (キッス/1982)

Creature_Of_The_Night1.jpg

1. Creatures Of The Night
2. Saint And Sinner
3. Keep Me Comin'
4. Rock And Roll Hell
5. Danger
6. I Love It Loud
7. I Still Love You
8. Killer
9. War Machine

アメリカの大御所バンドKISS。彼らはとても賢いバンドだと思うのです。前のエントリーでも書いたように、リスナーが何を求めているのかをいつも敏感に察しうまく自分たちをアジャストし、いつも”現代(いま)”のバンドとして生きてきました。

そんな彼らの活動をいくつかの区分に分けると、大きく分けて5つの時期に分かれるのではないでしょうか。デビューから全盛期のいわゆるKISSサウンドを確立した黄金期。ディスコサウンドなどに影響され、メンバーチェンジも繰り返した迷走期。メタルブームの最中のメタルサウンド期。グランジブームに乗じたグランジ期。そして再結成後の原点回帰期。

今回紹介するのは迷走期から一念発起してメタル期に突入する時期の作品です。

というわけで、大コケした前作(Elder-魔界大決戦)から、というより過去の作品とは全く異質な重厚なアルバムに仕上がっています。

1.のタイトルナンバーから図太いドラム音から刻むリフ、疾走する曲とメタル色で走ります。ジーンのライブの定番曲の6.I Love It Loudや9.War Machineなどのいかにも”ジーンらしい”曲。同様に”ポールらしい”5. Dangerや7. I Still Love Youなど、それぞれの個性が出されながらも、それをヘビーなサウンドでうまくまとめ上げています。

最初に掲載してあるアルバムジャケットがオリジナルのジャケット(ちなみに下のはブルース・キューリック在籍時に一時使われたバージョン)なのですが、この当時は既にピーター・クリスは脱退しているので、2代目ドラマーのエリック・カーが写っています。そして、エース・フレーリーが入っていますが、この頃は既に脱退同然になっていました。代わりにヴィニー・ヴィンセントが多くのパートで参加をしています。実はこのサウンドの変化はヴィニーの力が大きいというのがもっぱらの世評。確かにエースの独特のフレーズとは違い、弾きまくっている印象が強い。ヴィニーは何度もKISSと活動しながらもそのたびに問題を起こして袂を分かっていますが、惜しいですね。

Creature_Of_The_Night2.jpg

この作品は、当時は評論家から酷評を受けたように記憶していますが、KISSの低迷期の作品だけに、隠れた名盤と言えます。聴いておいて損はない、いや必聴アルバムですね。

下のリンクは1.Creature of The NightのALIVE IIIのバージョン。個人的にはこの頃のKISSが好きなんだけどなぁ。

Creature of The Night




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Long Cold Winter (ロング・コールド・ウインター) -- Cinderella (シンデレラ/1988)

Long Cold Winter(ロング・コールド・ウインター)--Cinderella(シンデレラ/1988)

long-cold-winter.jpg

1. Bad Seamstress Blues~Fallin' Apart At The Seams
2. Gypsy Road
3. Don't Know What You Got (Till It's Gone)
4. The Last Mile
5. Second Wind
6. Long Cold Winter
7. If You Don't Like It
8. Coming Home
9. Fire And Ice
10. Take Me Back

バンド名、ボン・ジョヴィと同レーベルから「弟分バンド」としてのメジャーデビュー、ステージでのギター回し(イングヴェイやTOKIOの城島(笑)でおなじみ)などデビュー当時から話題を集めていたバンド、シンデレラ。ファーストアルバムもダブルプラチナムを獲得し、日本の歌番に出演していたのをご記憶の方もいらっしゃるかと思います。

ボン・ジョヴィの弟分バンドという期待でファーストアルバムを購入したのですが、当初はボーカル・ギターのトム・キーファーのしぼりだすような歌声がどうしても好きになれず、ほとんど聴くこともなかったのですが、この2ndアルバムも「惰性」で購入。

しかし、これが聴き込んでみると紛れもない大傑作。ファーストアルバムはギラギラした、ある意味その当時の潮流であったグラムロック系のサウンドだったわけですが、本作では、音楽性はこのアルバムでは本来トムがしたかったブルーズロック色がかなり強められています。トムの声は相変わらずですが。

とにかく、イントロのBad Seamstressのしぶ~~~~いギターにびっくりしますが、1.のFallin' Apart At The Seamsからブルージーなハードロック(ブルーズではない)が満載の捨て曲無し。Rock色が強い2.Gypsy Road、胸を打つバラードの3.Don't Know What You Got、6.Long Call Winterなど、最後までだれることなく聴くことができます。

ちなみに、このアルバムではコージー・パウエルがドラムを叩いています。理由はドラムのフレッドが下手すぎたとか。この当時の一般的な世評は、トムは残りのメンバーをクビにしてメンバーチェンジをするかソロになるべきというのもでした。それくらいにトムと他のメンバーのスキルの差が大きすぎたわけですね。この後のシンデレラの失速(作品としては上質なものを作り続けたのにもかかわらず)を見ると、もしメンバーチェンジを行っていたら、とか考えてしまいます。

トムの声云々を繰り返していますが、後に出るライブアルバムでは通常の声で歌うパートもあり、通常の声も十分魅力的なのになぁ、とか思っていたのですが、この後に出されるさらにブルーズ色を強めたアルバムを聴くと、トムの哀愁を帯びた歌声がやはりシンデレラの大きな魅力の一つになっていると気づきます。




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よい子のみんなはマネしちゃダメだよ。

今日はちょっと趣向を変えて。

いや~~。なんつうか、カッコイイですね。

よい子のみんなはマネしちゃダメだよ。

まねしようとは思わないけど。

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SONIC Boom (ソニック・ブーム)--KISS(キッス/2009)

SONIC Boom (ソニック・ブーム)--KISS(キッス/2009)

Sonic_Boom.jpg

1. Modern Day Delilah
2. Russian Roulette
3. Never Enough
4. Yes I Know (Nobody's Perfect)
5. Stand
6. Hot And Cold
7. All For The Glory
8. Danger US
9. I'm An Animal
10. When Lightning Strikes
11. Say Yeah

現時点でのKISSの最新作。前作のPsyco Circusから11年ぶり(!)の新譜。その間にライブなどの活動をしているので気づきませんでしたが、そんなに時間がたっていたのですね。

その11年ぶりの彼らの新作ですが、これがまたいい。ずっと彼らを追い続けてきたのですが、正直言うとスタジオアルバムは辛いものが結構あるのですが、今作は久々のヘビーローテーション入りです。

サウンドはまさしくKISSサウンドという感じ。過去には時代の流れに流された作品も多々あるのですが、今作はだれもがイメージするKISSのサウンドです。それ故に人によってはマンネリなる声も聞こえるのですが、それでいいのです。KISSはファンが何を求めているかをいつも敏感に察知し、それを与えてきたバンドであるし、今回のアルバムはまさしくそれを与えられたわけですから。

また楽曲的にも良作が多く、最初から最後まで飽きることなく聴くことができます。

最近のエントリーで年齢の話をする機会が増えているのですが、彼ら(ポールとジーン)もいよいよアラシックス(っていうんですか?)。しかしまだまだ現役です。

追記

Facebookで、彼らが人気番組のJay Lenoの番組で生演奏をするって聞いたのですが、残念ながら見逃してしまいました。だれかがYou Tubeにアップしてくれていたので、そのリンクも。

Modern Day Delilah



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Good Evening New York City --Paul McCartney

Good Evening New York City (グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ)
--Paul McCartney (ポール・マッカートニー/2009)

Good Evening New York City

Disc1
1. Drive My Car
2. Jet
3. Only Mama Knows
4. Flaming Pie
5. Got To Get You Into My Life
6. Let Me Roll It
7. Highway
8. The Long And Winding Road
9. My Love
10. Blackbird
11. Here Today
12. Dance Tonight
13. Calico Skies
14. Mrs Vandebilt
15. Eleanor Rigby
16. Sing The Changes
17. Band On The Run
Disc2
1. Back In The USSR
2. I'm Down
3. Something
4. I've Got A Feeling
5. Paperback Writer
6. A Day In The Life / Give Peace A Chance
7. Let It Be
8. Live And Let Die
9. Hey Jude
10. Day Tripper
11. Lady Madonna
12. I Saw Her Standing There
13. Yesterday
14. Helter Skelter
15. Get Back
16. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band / The End

ポール・マッカートニーのライブアルバム。すでに何枚目か、という数え方が出来ないくらいに数多くのライブ盤が出されていますが、ここ数年出されたものの中では演奏、そして(一番心配な)歌声とも大満足なものです。

セットリストは最近のセットリストから大きく変化はありません。2005年あたりから演奏されるようになったHelter Skelterも収録されているし。Beatlesの曲で今回初登場はDay Tripperです。(I've Got A Feelingもかな?)

個人的には、I'm Downを演ってくれたのがうれしかった。ビートルズが史上初めてスタジアムライブを行ったShea Stadiumの後に建てられたCiti Fieldで行われたこのライブでI'm Downを演奏するのもポールならではの演出ですね。

セットリストはBeatlesからの曲が3分の2くらいを占めて、あとはWingsやソロからの曲という構成。Wings時代はBeatlesの曲を演奏するのを拒んでいたポールですが。Wingsの(実質上の)解散後は積極的にBeatlesの曲のライブ演奏やセルフカバーなどをし、そしてさらなるBeatlesの楽曲の発表を行うわけです。そんな姿勢に「ポールは終わった」「またBeatlesで金儲け」みたいに反感を覚えたこともあったのですが、しかしジョンとジョージ亡き後Beatlesを後世に伝えられるのはポール(とリンゴ)しかいないわけで、ここは素直に喜びたいと思います。

そうはいっても、決してBeatles時代にあぐらをかいているわけではなく、精力的に新作も発表しており、今回のセットリストに含まれている最新作のFiremanのElectric Argumentsからの曲も非常によい曲で、老いて益々(失礼)という感じです。なによりも、Beatles時代の曲もオリジナルキーで(さすがにHelter Skelterは辛そうですが)で歌いきるのには驚きを通り越して敬服するしかありません。

「もういいかげんに引退したら」なんて、とんでもない。こうなったら本当に生涯現役を貫いて、名作を作り続けてほしい。切にそう思います。







テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

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