アルバム全体を支配するのがモトリー・クルーの傑作アルバム「Dr. Feelgood」の流れを受け継ぐような勢いのあるロックで、それにスティーヴ・スティーヴンスのメカニカルなギターサウンドが冴え渡るという感じです。特にリードナンバーの「1. Look In Her Eyes」や「9.You're Invited」あたりはそれを強く感じます。
その一方で「3. Can't Have your Cake」や「4. Fine, Fine Wine」あたりは、いわゆるモトリーっぽい曲と言えます。また「Time For Change」 を彷彿とさせる「6. Can't Change Me」や「11.Forever」などのバラードや新境地を開いたと言える「8. Living Is A Luxury」など、ヴィンスとスティーブの良いところがうまく融合したと言える作品かもしれません。